ミランにシステム変更の可能性が浮上 「4-2-3-1」採用で“残留決断”の本田に追い風か
ボナベントゥーラの長期離脱と3ボランチの不安定さが、4-3-3からの変更を促すか
日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、チームの大黒柱であるイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが手術を伴う長期離脱で今季絶望の恐れとなっているが、システム変更の可能性が浮上している。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
今季から就任したヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、ここまで一貫して4-3-3システムを採用してきた。しかし、ボナベントゥーラの離脱により、前線で変化をつけられるタイプの選手が不足。そのため、中盤の構成を変化させる可能性が浮上しているという。
また、その裏には苦しい台所事情もあるという。3ボランチシステムでは当然ながら最低3人の信頼できるMFが必要になるが、MFアンドレア・ベルトラッチやMFマリオ・パサリッチのプレーは、完全なレギュラーを任せるには不安定との評価が根強い。主将のMFリッカルド・モントリーボが長期離脱中で、19歳のMFマヌエル・ロカテッリがゲームメーカー役を託されているが、疲労からか最近は失点に絡むミスも出だしている。
そのため、ボランチを2枚に変更してローテーションし、1トップのFWカルロス・バッカの後方に、新加入のウインガータイプであるFWジェラール・デウロフェウとFWルーカス・オカンポス、そしてトップ下にこれまで右ウイングのレギュラーだったFWスソを配置する4-2-3-1システムを導入する可能性が浮上しているという。
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