「どんな練習しているか見てみたい」 トルシエ監督を称賛…“電撃解任”で久保の発言に韓国注目
アジア杯、W杯アジア2次予選の成績を受けて26日に契約解除
ベトナムサッカー連盟は3月26日、同国代表を率いてきたフィリップ・トルシエ監督と契約解除の合意に達したことを発表した。同日行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の第4節インドネシア戦を0-3で敗れたベトナムが下した決断について、韓国メディアは日本代表MF久保建英の言葉に注目している。
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2002年日韓W杯で日本代表を率いた経歴を持つトルシエ監督は、韓国のパク・ハンソ前監督の後任として2023年にベトナム代表の指揮官に抜擢され、U-23監督も兼任した。今年行われたアジアカップでは、1月14日のグループD初戦で日本代表とも対戦し2-4で敗戦。ベトナムはその後、3連敗でアジア杯を去った。迎えたW杯アジア2次予選では、ここまで1勝3敗でF組3位。ベトナムは自力での最終予選進出がなくなった3月26日、トルシエ監督の解任を発表した。
そのなかで、韓国スポーツ紙「MKスポーツ」は、トルシエ監督解任に至った理由に触れながら、アジア杯で久保の発言に注目。久保はベトナム戦後に「ベトナムチームがどんな練習をしているのか見てみたい。完成度が高い。アジアで1、2を争うポゼッション力があったと思う」と話していた点に触れて「久保の言葉で期待を高めたが、ベトナム国民も協会も、インドネシアに連敗したことで限界に達したようだ」と、海外からも注目されながらも勝利を重ねられなかった現実について指摘した。
久保はベトナム戦後に「今日の試合はトルシエ監督にやりたいことをやられた。相手の嫌がることをやって自分たちのペースで運ぶことをされた。ピンチになるわけじゃないけどずるずる下げられるという、面白いサッカーだな、と」と、トルシエ監督の手腕を称賛していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)