内野航太郎がデンソーカップで2得点を挙げて勝利に貢献

　大学サッカー界伝統の日韓戦「DENSO CUP SOCCER 第23回大学日韓（韓日）定期戦」が3月24日に韓国・安養総合運動場で行われ、全日本大学選抜が全韓國大学選抜に2-0で勝利した。日本は昨年の杭州アジア大会で活躍した19歳FW内野航太郎（筑波大）が2ゴールと躍動。韓国メディアは「韓国キラー」と称している。

　アウェーで行われた日韓定期戦で、日本は前半からペースを掴むと、スコアレスのまま迎えた後半11分、内野がヘディングで先制ゴールを奪取。さらに同25分にもFW中川敦瑛（法政大）のクロスを内野が押し込んでリードを広げると、守備陣の奮闘で無失点のまま試合を終えた。

　日本は昨年3月のホーム開催（1-0）、韓国開催での史上初勝利（2-1）となった9月のアウェー戦に続く勝利で3連勝。「デンソーカップ」として再編されて以降、これで日本の10勝2分8敗となった。

　韓国メディア「ISPLUS」は、「“韓国キラー”内野航太郎が今後の韓国戦にも自信を示した」と、昨年10月のアジア大会決勝で行われた日韓戦でも先制ゴールを挙げた、日本が誇る19歳のストライカーを取り上げている。

　記事によれば、内野は試合後、「韓国はすごく強かった。でも、僕らもしっかり準備したので勝てて嬉しい」とコメント。日韓の格差拡大を指摘の声に対する見解を問われると、「僕はそんなに差があるとは思わない。お互いにいい試合をしていると思う」と語ったという。

　パリ五輪に出場する日本代表メンバーに選ばれることを目標に掲げた内野。今後も対戦する可能性がある韓国との試合についても、「勝利の自信」を問われ、「ハイ（ある）」と答えたと伝えられている。

　内野は“韓国キラー”として、今後対戦時には警戒されそうだ。