人種差別被害も「スペインを去れば思うツボ」 涙のヴィニシウスが訴え「僕はここに残る」
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レアルFWヴィニシウスが国際親善試合の前日記者会見に出席
スペイン1部レアル・マドリードのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、なくならない人種差別被害に対して涙で訴えた。英衛星放送「スカイ・スポーツ」などがそのコメントを報じている。
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18歳からスペインでプレーし、今やレアルでもブラジル代表でも主力選手として活躍するヴィニシウス。しかし、スペインでは心ない人種差別を繰り返し受けており、これまでに何度も人種差別の撲滅のために声を上げてきた。
23歳のストライカーは現地時間3月26日に行われるスペインとの国際親善試合の前日記者会見で、涙ながらに人種差別について語った。
「僕はただフットボールがしたいだけなのに、なかなか前に進めない。(人種差別のせいで)プレーする気持ちがどんどん薄れていってしまう。それでも、スペインを離れるという考えが頭をよぎることはない。もし僕がスペインを去れば、それは人種差別主義者の思うツボだからだ。僕はここに残る。そうすることが人種差別主義者たちが僕の顔を見続けることになるからだ。僕は恐れることを知らないプレーヤーだ。レアル・マドリードでプレーし、多くのタイトルを獲得する。それは彼らにとっては受け入れがたいことになるだろう」
ヴィニシウスは人種差別に屈せず、戦い続けること姿勢をあらためて示していた。
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