浦和ホームデビューへ「かっこいいパパでありたい」 全力で挑むFW前田直輝の気概

浦和の前田直輝【写真:徳原隆元】
浦和の前田直輝【写真:徳原隆元】

浦和FW前田「右サイドが脅威だと思ってもらえるように」

 J1浦和レッズのFW前田直輝は、3月25日のトレーニング後に取材対応。浦和移籍後で初めて埼玉スタジアムでプレーする可能性がある30日の第5節アビスパ福岡戦に向け「全力で、浦和の右サイドが脅威だと思ってもらえるように」と話した。

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 前田は今季に向け浦和へ加入したが、幼少期からの地元出身選手。小学校時代にプレーした北浦和サッカースポーツ少年団の先輩にはMF山田直輝(湘南ベルマーレ)や、矢島慎也(清水エスパルス)といった、浦和の下部組織からトップ昇格した選手もいた。前田自身は東京ヴェルディの下部組織に進んだが、ホームデビューが見込まれた3月2日の古巣対決は体調不良で無念の欠場。地元のチームで初のホームゲームを福岡戦で迎える可能性が高い。

 徐々にコンディションを上げ、17日の湘南戦では1ゴール、1アシストの活躍を見せた。それでも「勝ち点3という一番大事なポイントを取れていないので、安心感は一切ない」と表情を変えず、埼玉スタジアムでのデビューについても「気負わずにやりたい」と話した。

 その右サイドでのプレーについて「上手いことをたくさんできるわけでも、こなせるわけでもない。全力で、浦和の右サイドが脅威だと思ってもらえるように。チームにとっての勢いになっていけたら」と話す。

 20日までに3日間のオフを取った浦和だが、前田は息子の誕生日がこの期間だったこともあり家族と過ごしてリフレッシュしたという。サッカーにも興味をもち始めたと話し、埼スタでのゲームも応援に訪れる予定とあって「かっこいいパパでありたい」と話した。

 湘南戦や、10日の北海道コンサドーレ札幌戦の反省として、立ち上がりの流れが良い時間帯に複数得点をして試合を優位に運べなかったことを挙げた。しかし、その時間帯の後について「ひと段落しないくらい、たたみかけたい」と、攻撃的な姿勢を強調。浦和の右サイドを疾走する姿に期待できそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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