北朝鮮ドタキャン騒動、アウェー経験のGK西川が言及「残念」「やりたかったんじゃないか」
長友へは「同い年にああいう選手がいると嬉しい」
J1浦和レッズの元日本代表GK西川周作は、3月25日のトレーニング後に取材対応。自身が出場経験のある北朝鮮でのアウェーゲームが開催されなかったことについて「選手たちはやりたかったじゃないかと思う」と話した。
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W杯アジア2次予選で北朝鮮と日本は同じB組に入った。21日に行われたホーム開催の北朝鮮戦を1-0で勝利した日本は、当初26日にアウェー平壌でリターンマッチを戦う予定だった。しかし、北朝鮮側の一方的な意向から同国での実施は白紙に。22日にはアジアサッカー連盟(AFC)から26日開催が困難になったことが発表された。
今回のFIFA(国際サッカー連盟)デイズ(3月18日~26日)で中立国を含めた試合開催が困難になったことにより、日本サッカー協会(JFA)が試合中止を発表。3月シリーズの代表チームも21日の練習をもって解散になった。
2011年11月、同様にW杯予選で対戦して平壌でのアウェーゲームを経験している西川は「2戦目が行われなかったのは残念。選手たちはやりたかったんじゃないかと思う。(試合が)なくなって良かったと思う選手はいないのでは」と話した。
当時について「散歩は禁止されていたけど、バスから見る街並みは覚えている。同じような灰色の建物がずっとある」として、携帯電話なども持ち込めないなかでは「部屋のテレビでNHKが映ったのでニュースを見ていた。あとは、集まるのがダメとは言われていなかったので選手で集まってトランプをしていた」と振り返った。そして、試合環境については「応援の迫力は、それだけならレッズのサポーターの方があるかもしれないけど、拍手などゴール裏だけじゃなくて1周全部揃っているのがすごかった」と話した。
今回の代表チームには同い年のDF長友佑都が復帰したこともあり、「僕も佑都みたいに代表を目指している。同い年にああいう選手がいると嬉しい」と自身の思いも話していた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)