韓国を揺るがす全北現代の“審判買収問題” ACL出場権剥奪を不服とし提訴、騒動は3日に決着へ
CASに提訴した全北現代、判決は3日までに出る見通しに
韓国Kリーグ・クラシックの全北現代モータースが、審判買収問題によって2017年シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を剥奪され、その後提訴している件について、韓国メディアは「2月3日に最終決定が出る予定」と報じている。
韓国の総合ニュースサイト「時事フォーカス」は、「国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)が27日(現地時間)に公式サイトで、2013年に全北現代のスカウトを務めていた人物が審判に対して賄賂を送っていた“買収問題”で、18日にアジアサッカー連盟(AFC)がACL出場権を剥奪する決定を出したことに対し、全北現代が提訴した。この回答は、2月3日までに処理される予定だ」と伝えた。
昨年、全北現代はこの問題によりシーズン途中に勝点9を剥奪され、1億ウォン(約980万円)の罰金が科された。当時、全北はリーグ首位だったが、FCソウルに逆転を許して2位でシーズンを終えたが、ACLでは見事に優勝を果たしてFIFAクラブワールドカップに出場。今年のACL出場権も手に入れていた。
だが、AFC加盟国の大会に関する規約を、AFCの複数の委員が見逃さなかった。規約には「国内あるいは国外において試合結果を操作しようとしたクラブは、アジアレベルでの大会の出場が1年間禁止される」と明記されていたため、複数の委員から「全北に出場停止処分を科すべきだ」との声が上がった。それが発端となり、昨年12月に全北現代の出場停止が決まったという経緯がある。
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