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タイ代表の日本人監督、主将に見せた気遣いにファン感動「些細だけど尊敬と信頼を感じる」
石井監督とキャプテンのやり取りに脚光
タイ代表は3月21日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で韓国代表と対戦し1-1で引き分けた。敵地で勝ち点1を得ることに成功したなか、試合前に監督がキャプテンに見せた気遣いが話題になっている。
石井正忠監督が率いるタイはこの試合、前半42分に韓国のエースFWソン・フンミンに先制点を許す苦しい展開を強いられる。それでも、後半16分に反撃。途中出場のFWスファナット・ムエアンタが決めて試合を振り出しに戻した。勢いそのまま逆転とはならたかったものの、FIFAランキング101位タイが同22位の韓国にアウェーで引き分けに持ち込めたこの結果は大健闘だったと言えるだろう。
そんなタイの公式インスタグラムが試合後に1本の動画を公開。試合前のロッカールームを映したもので、Jリーグでもプレー経験のあるDFティーラトン・ブンマタンに迫った内容だ。
ただ、注目すべきは動画の冒頭だ。石井監督が自らティーラトンの右腕にキャプテンマークを巻く役目を引き受け、それが終わるとがっちり握手。そうして監督から思いを託されたティーラトンはその後、大きな円陣の中心としてチームを鼓舞した。
この動画が公開されると、ファンは石井監督の気遣いに注目。コメント欄には「細かい部分までケアしている」「この監督大好き」「些細なことだけどキャプテンへの尊敬と信頼を感じる」「とても良い監督」といった反応が寄せられた。背景にこうした監督と選手の間の信頼関係があったからこそ、敵地で強豪から勝ち点を獲得することに成功したのかもしれない。
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