「これは史上最悪だ」 イングランド新ユニ“国旗色改変”で英物議…ナイキ社へ非難殺到
EURO2024に向けた新ユニフォームに非難殺到
イングランド代表の新ユニフォームが「ナイキ」社よりリリースされたなか、国旗色が改変されたデザインが英国内で物議を醸している。伝統的なセント・ジョージクロスの色が赤と白から赤、青、紫、ピンクに変更されており、同国代表監督や元代表レジェンドからも非難の声が噴出している。
イングランドは先日、今夏ドイツで開催されるEURO2024に向けた新ユニフォームデザインを発表。そのなかで物議を醸したのがシャツの襟に施された国旗セント・ジョージクロスのデザインだ。白地に赤の十字架ではなく、青、紫、ピンク色が混じったデザインへ改変されている。
英国紙「ザ・サン」ではサッカー界の重鎮や政治家までもが非難の声を上げている実態を紹介。イングランド代表のギャレス・サウスゲイト監督は「国民はセント・ジョージの旗を変えるべきだとは思っていない。もし変えてしまったら、それは国旗ではなくなってしまう」と困惑の声を上げた。
また。元代表のレジェンドやサッカー関係者からも批判の声が続々。元トッテナム監督のハリー・レドナップ氏は「絶対的な恥」とし「オウンゴールはたくさん見てきたが、これは史上最悪のものだ」と言えば、イングランド代表の最多キャップ数を誇るピーター・シルトン氏も「まったく反対だ」と異を唱えた。
ナイキ社は声明で「FAとともに、1966年の英雄とその功績を称える意図があった」と経緯を説明。「FAの誇り高きパートナーであり、セント・ジョージクロスの意義と重要性を理解している」としているが、英国内での怒りは収まっていない。
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