フランスの英雄がマルセイユ“強硬移籍”で非難殺到のパイェを擁護 「彼の決断をリスペクトすべき」
ウェストハムで起きた退団騒動にアンリ氏が言及 「真実は分からないが…」
冬の移籍市場終盤にフランス代表FWディミトリ・パイェが、ウェストハムから古巣マルセイユへ移籍を果たしたが、英衛星放送「スカイ・スポーツ」で同胞の英雄FWティエリ・アンリ氏が、サポーターから炎上状態となっているパイェの決断に理解を示すように呼びかけている。
アンリ氏はプレミアリーグのアーセナルで長くプレーし、クラブのレジェンドとされる存在だが、同じロンドンを本拠地とするウェストハムで起こった騒動について口を開いた。パイェはトップチームでのプレーを拒否して母国への帰還を求め、U-23チームでも招集を拒否するなど強硬な行動によって移籍を志願。それを実らせたように見える移籍の顛末に、サポーターからは批判が集まっていた。
「実際のところ、彼(パイェ)がチームを離れたがった理由の真実は分からない。我々は彼の決断をリスペクトするべきで、なぜならそこには彼にとって何かあまりにも重要な理由があるはずだから。時に全ては見通せないものであるし、もしあなたがウェストハムのファンなら動揺するだろう。彼の頭にあることは彼にしか分からない」
パイェの移籍劇はオープンにならない水面下での理由が存在するはずだとアンリ氏は語り、その上で決断をリスペクトすべきだと語った。そして、選手とクラブの関係が時に難しいものであることを話している。
page1 page2