流行するウイルスは「ベルギー菌」!? 8戦負けなしでファン・ハール監督にも余裕

 4選手の次節出場回避を示唆

 マンチェスター・ユナイテッド(マンU)のルイス・ファン・ハール監督は、28日にプレミアリーグ第19節で対決するトットナム戦に向け、4人の選手を起用しない意向を示した。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
 マンUは序盤こそつまずいたものの、リーグ3位と、UEFAチャンピオンンズリーグ圏内に定着することに成功している。ファン・ハール監督は、強豪トットナムとのビッグマッチを前にこう語った。
「すべてのプレーヤーが戻ってきつつある。少しばかり遅れてしまっているがね。今週は多くの試合をこなさねばならないものだから。だが、2週間以内には多くの選手を起用できる状況にあるだろう」
 そして、指揮官は次節、起用しない方針の選手名を具体的に口にした。
「ヤヌザイは出られない。体調不良だよ。今流行しているウイルスでさ。そのウイルスがだいぶ拡散しているが、彼は特に体調面で響いた。また、フェライニもおそらく…そうだね。同じ症状だよ。だから、今流行しているのは『ベルギー菌』と考えて間違いないね。フェライニとヤヌザイは次節出られないだろう。ロホと、ブリントは負傷からの回復具合は良好そのものさ。でも、もう少しかかる。2週間は見ておこう」
 オランダ人の名将は、冗談交じりに流行するウイルスを「ベルギー・ウイルス」と名付けた。けが人に加え、体調不良の選手も抱えているが、焦りはないようだ。8試合負けなしが続いているだけに、余裕が生まれてきたのだろう。ユーモアを交えつつも、ファン・ハール監督は現状を的確に見極め、敵地ホワイトハートレーンに乗り込む。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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