浅野の“幻のファウル”判定に日本代表OB驚嘆「それ流すの?」 韓国紙注目「激しいタックル」
後半40分に浅野が抜け出してチャンスも得点ならず
森保一監督率いる日本代表は3月21日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮戦に1-0で勝利した。シュート計15本を放ち、北朝鮮ゴールに迫りながら追加点を奪えず。そのなかで、後半40分に途中出場のFW浅野拓磨が抜け出し、背後から倒されるもノーファウル判定だったシーンに、日本代表OBや韓国紙が触れている。
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日本は前半2分、MF堂安律のラストパスからMF田中碧が押し込み、電光石火の先制ゴールを奪った。その後も押し気味にゲームを進め、追加点は奪えなかったものの、1-0で逃げ切った。
後半には北朝鮮に押し込まれ、相手のシュートがポストを直撃するピンチもあったが、日本はボール支配率65.5%対34.5%、シュート数15対5(前半10対0、後半5対5)と試合をとおしては優勢。そのなかで、チャンスの1つだったのが後半40分のシーンだ。
途中出場のFW小川航基が頭で落としたボールを浅野が頭でスペースへ弾く。これが北朝鮮の背後のスペースに転がると、スピードに乗った浅野が相手DFキム・ユソンを追い越してボールの元へ。キム・ユソンはたまらず滑り込み、足がかかったかのように見えた浅野はピッチに倒れ込んだが、アデル・アリ・アハメド・ハミス・アルナクビ主審はファウルを吹かなかった。
浅野は主審に対してファウルを主張。「日本テレビ」の中継で解説を務めた元日本代表MF北澤豪氏が「それ流すの?」と声を上げると、元日本代表DF槙野智章氏も「うあーっと。いやー厳しいな」と言及した。韓国紙「スポーツ朝鮮」も「浅野の仕掛けを北朝鮮が激しいタックルで阻止。ファウルは宣言されなかった」と、このシーンに触れている。
その一方で、キム・ユソンを追い越してしまうほどの浅野のスピードに対して、槙野氏が「早かったなー」、北澤氏も「そんなに早い? って感じ」と驚きの声を上げていた。