日本のドタバタ劇「サッカー界の大問題」 平壌開催中止に英紙も騒然「カオスの被害」
日本は北朝鮮に1-0で勝利
日本代表は3月21日、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で北朝鮮代表と対戦し、1-0で勝利を収めた。26日にアウェーで再び北朝鮮との対戦を予定していたなか、平壌での開催が急遽中止に。英紙は「北朝鮮と日本を巡るサッカー界の大問題」と取り上げている。
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2連勝で首位に立っている日本は、1勝1敗で2位につけている北朝鮮をホームの国立競技場に迎え撃った。試合は前半2分、左サイドからのクロスをMF堂安律がペナルティーエリア内で折り返し、こぼれ球を再び拾って中央へパスを送ると、走り込んだMF田中碧が押し込んで電光石火の先制点を奪った。その後も日本が怒涛の攻め込みを見せるが、追加点を奪うには至らず、前半を1点差で折り返した。
後半は開始早々の2分に北朝鮮にゴールネットを揺らされ同点弾かと思われたが、主審は直前の接触でファウルを取り、ノーゴールに。命拾いした日本だが、勢いに乗る北朝鮮の激しいプレッシングとカウンターに苦戦を強いられる展開に。それでも1-0の逃げ切りに成功し、予選で3連勝を飾っている。
日本代表FW前田大然はこの日、左サイドでの起用となり、90分間を通して攻守にハードワークし、勝利に貢献していたなか、5日後に控えていた試合の急転直下の中止について、前田が所属するセルティックが在籍するスコットランドも注目。英紙「ザ・サン」スコットランド版は「致命的に深刻。セルティックのスターであるダイゼンが北朝鮮VS日本の突然の中止によるカオスの被害に遭った」と見出しを打って取り上げている。
「ダイゼンが北朝鮮と日本を巡るサッカー界の大問題に巻き込まれた。北朝鮮サッカー連盟が、日本を迎える準備ができていないことを伝えた」と指摘。現状では代替案が不透明な状況にあるなか、4日後に予定されていた代表戦が突然中止されるという前代未聞のドタバタ劇に海外メディアも熱視線を注いでいた。