南野拓実、アウェー平壌開催の急転白紙に「選手たちよりスタッフのほうがバタバタ」

26日に開催予定だった北朝鮮対日本、平壌開催が中止に

　日本サッカー協会（JFA）は3月21日、北中米ワールドカップ（W杯）アジア2次予選・アウェー朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）戦において、平壌開催が白紙になったこと発表した。MF南野拓実はこの事態を受け「選手たちよりスタッフのほうがバタバタしていると思う」と、JFA側のドタバタぶりに触れた。

　JFAの田嶋幸三会長は21日の北朝鮮戦後に取材に応じ、「今朝、突然AFC（アジアサッカー連盟）に対してDPRコリアから平壌での開催が難しいとレターで来た」とコメント。代替案も不透明となっており北朝鮮との第2戦を前に思わぬトラブルに直面していることを語った。

　異例の“ドタバタ劇”はなでしこジャパン（日本女子代表）でも発生。先月行われた北朝鮮とのパリ五輪のアジア最終予選において、第1戦の開催地・平壌での開催は直前で中止になり、試合のわずか3日前に中立国のサウジアラビア開催が決定した。

　南野は「なでしこもそういう状態だったと聞いていた。どうなっても、いい準備をしていきたい。多分、平壌でやるのが僕らにとって一番難しいシチュエーションだった。どうなるか分からないですけど」と、今後の動向を注視する姿勢を示した。

　一方、「選手たちよりスタッフのほうがバタバタしていると思う」と、まさかの事態に対応に追われたJFAスタッフのドタバタぶりにも言及。代表チームは22日に平壌に向けて出発する予定だったが、それも中止になるなど衝撃の一報で慌ただしい状況を強いられた。