ベテラン長友佑都「平壌で試合ないのは大きい」 過酷なアウェー北朝鮮戦回避で見解

日本代表の長友佑都【写真:徳原隆元】
日本代表の長友佑都【写真:徳原隆元】

26日に開催予定だった北朝鮮対日本、平壌開催が急遽中止に

 日本サッカー協会(JFA)は3月21日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選・アウェー朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)戦において、平壌開催が中止になると発表した。衝撃的な一報に、DF長友佑都は「かなり厳しい平壌で試合がないということであれば、僕らには大きい」と私見を語った。

 JFAの田嶋幸三会長は21日の北朝鮮戦後に取材に応じ、「今朝、突然AFC(アジアサッカー連盟)に対してDPRコリアから平壌での開催が難しいとレターで来た」とコメント。代替案も不透明となっており北朝鮮との第2戦を前に思わぬトラブルに直面していることを語った。

 この衝撃的な一報に2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)以来の代表復帰となった37歳のベテラン長友は「状況が分からないので軽はずみなことは言えない」と前置きしたうえで「かなり厳しい平壌で試合がないということであれば、僕らには大きいと。僕は行っていないけど、みんな精神的に苦しかったとは聞いていた」と、北朝鮮サポーターで埋まると言われる過酷なアウェー戦回避をプラスに捉えた。

 ホームでの北朝鮮戦では出番なしに終わった長友。北朝鮮とのリターンマッチ開催は不透明ながら準備を欠かすつもりはない。「気持ちは全く変わらない。平壌で試合をするつもりで準備してきたけど、どこで試合をしようと今日出た課題を見て、前を向いてやっていくだけ」と今後を見据えた。

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