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サッカー界でも蔓延る“ギャンブル依存” 元アーセナル選手が警鐘「軽視されている」
マーソン氏がサッカー界のギャンブル依存について自身の考えを明かす
現役時代イングランド1部アーセナルで活躍した解説者のポール・マーソン氏がサッカー界のギャンブル依存について「軽視されている」と語った。英公共放送「BBC」が報じている。
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イングランドでは2023年5月にイングランド代表FWイバン・トニー(ブレントフォード)が賭博規則違反により8か月間の出場停止処分を受けた。また同年10月には、イタリア代表サンドロ・トナーリ(ニューカッスル)にも不正賭博に関与したとして10か月の出場停止処分が下された。
こうした問題を受け、自身もかつてはギャンブル依存に苦しんでいたというマーソン氏は「みんなギャンブル依存症について敬意がない」と警鐘を鳴らしていた。
「我々はニューカッスルのサンドロ・トナーリやブレントフォードのイバン・トニーの出場停止によって、そのことを目の当たりにした。(ギャンブル)中毒者に10か月の出場停止を与えることはフットボールを荒廃させている。彼らは助けが必要なのであって、10か月の出場停止が助けになるとは思わない。我々はこの中毒を軽視している。『自分の意志でどうにかしろ』というのではなく、敬意を示す必要がある。出場停止のルールを作った人たちには『今度下痢になった時、それを自分の意志でそれを止めてみろ』と言いたい」
マーソン氏はフットボール界において、ギャンブル依存はアルコール依存よりも大きな問題であるとし、その危険性を過小評価すべきではないと主張していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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