ミラン番記者が「本田にメリットが多い」と1月残留を歓迎も… 後半戦も「出番なし」と断言

「唯一アッレグリが本田を欲していた」

 6月にミランと契約満了になる本田だが、今季後半戦の残留には恩恵があるという。

「本田にとってミランに残ることは、メリットが多いと思う。ともかく続けて、途絶えることなく、成長できる可能性があるから。彼は常に、プロフェッショナルに練習を続けている。デメリットは、どの監督も本田を理解していない。唯一アッレグリが、本田を欲した監督だった。インザーギもミハイロビッチも、本田を起用するまで少し時間がかかった。モンテッラ監督に至っては、全く本田を見ていない」

 “若き戦術家”として、イタリア国内で絶大な評価を手にしているモンテッラ監督の下で、30歳の本田は試合に出られなくても、日々のトレーニングで上達するチャンスがあるという。GKジャンルイジ・ドンナルンマ、MFマヌエル・ロカテッリ、MFスソという若手の精鋭もいる。練習環境として、ミラネッロはこの上ない環境だという。

 その一方で、指揮官からの評価は厳しい状況だという。本田が加入した時の監督は、現在ユベントスを率いる名将マッシミリアーノ・アッレグリ氏だった。アッレグリ監督のゴーサインで本田は14年1月にミラン移籍を果たしたはずだったが、加入直後の1月13日に解任され、ブラジルのボタフォゴで現役でプレーしていたクラレンス・セードルフ氏が後任監督としてやって来た。その後も目まぐるしく監督交代を繰り返したミランのなかで、フィリッポ・インザーギ氏、シニシャ・ミハイロビッチ氏の両政権でも最終的に起用された本田だが、モンテッラ監督からの評価は“ゼロ”に近いようだ。

 

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