森保ジャパンに衝撃! アウェー平壌開催が急転中止へ…JFA田嶋会長が発表、代替案は不透明

平壌での北朝鮮戦がが急転中止へ(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
平壌での北朝鮮戦がが急転中止へ(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

ホーム北朝鮮戦後に田嶋幸三会長が言及

 日本サッカー協会(JFA)は3月21日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選・アウェー朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)戦において、開催地の平壌開催が中止になると発表した。田嶋幸三会長が明らかにした。

 平壌開催を巡っては、なでしこジャパン(日本女子代表)がパリ五輪出場権を懸けたアジア最終予選で当初、第1戦を北朝鮮の平壌(金日成競技場)、第2戦をホーム(東京・国立)で行うとされていたが試合の2週間前に試合運営面の問題から第1戦の開催地が未定となったことをJFAが公表。中立地開催がサウジアラビアのジッダに正式決定したのは、試合のわずか3日前。イタリア1部ASローマに所属するDF熊谷紗希らは一度、イタリアから日本へ帰国後、中東へ再び空路で移動を余儀なくされる事態となった。

 なでしこジャパンが巻き込まれたドタバタ開催地の決定において、アジアサッカー連盟(AFC)は平壌を視察に行こうとしたものの、飛行機の航路が通常運航に戻っておらず訪問できなかった。そのことが、開催地が変わった要因の1つだとされていた。今回は、3月2日にAFCが現地入りし、試合会場として予定されている金日成競技場の状態などを確認。視察したうえで、3月11日に開催地が平壌に正式決定した。

 しかし21日の北朝鮮後、JFA田嶋会長は「今朝、突然AFC(アジアサッカー連盟)に対してDPRコリアから平壌での開催が難しいとレターで来た。それを受けたAFCは、(マレーシア時間の)3時までに対抗案としてニュートラルベニューがどこかなど全部をセッティングしてDPRコリアの責任の下にやりなさい、と」と、AFC側からJFAへ平壌開催が不可能になったと通達があったことを明言。また、「日本でできないかと聞かれたが、今の今に聞かれてできるとは申し上げられないというのと、少なくとも2、3日かかるとすれば、明日は金曜日で試合は来週の火曜日。それは難しいと話し、ご理解していただいた。FIFAからのジャッジメントを待つしかない」と、代替案は不透明で、日本代表の北朝鮮への出発も中止になった。

◆平壌開催決定の流れ◆
【森保ジャパン】

2024年1月30日 3月26日のW杯アジア2次予選の開催地が平壌に決定
2024年3月2日 AFCが平壌入りし視察
2024年3月11日 正式に平壌開催が決定
2024年3月21日 急遽平壌開催が中止

【なでしこジャパン】
2023年12月30日 24年2月に開催パリ五輪予選の開催地が平壌に決定
2024年2月8日 開催地が未定になったとJFAが公表
2024年2月19日 AFCからサウジアラビア開催で調整するように通達
2024年2月20日 正式なレターがないままチームはサウジアラビア・ジッダへ出発
2024年2月21日 正式にサウジアラビア開催が決定
2024年2月24日 北朝鮮女子代表×なでしこジャパン

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