日本人へ過去“威嚇行為”も…北朝鮮戦の難点を英紙指摘「楽勝と予想する人はほとんどいない」

日本代表と北朝鮮代表が2連戦を迎える【写真:Getty Images & 徳原隆元】
日本代表と北朝鮮代表が2連戦を迎える【写真:Getty Images & 徳原隆元】

昨年のアジア大会ではアンダー世代の一戦で荒れた試合模様も

 森保一監督率いる日本代表は3月21日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とホーム国立競技場で対戦する。試合を前に英紙も「日本にとって楽勝になると予想する人はほとんどいないだろう」と両国の関係性に反応した。

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 日本は負傷組も含めたMF三笘薫(ブライトン)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、DF冨安健洋(アーセナル)ら主力が不在となったなか、21日のホーム戦と26日の平壌アウェー戦の連戦に挑む。

 まずは国立競技場での試合となるなか、英紙「ガーディアン」も2か国の対戦に注目。「両国の経済力や国内リーグの実力には大きな開きがあるが、東京の国立競技場で行われるこの試合が、FIFAランキングで相手より96位も上の18位につけている日本にとって楽勝になると予想する人はほとんどいないだろう」と指摘する。

 過去には昨年に中国・杭州で開催されたアジア大会の準々決勝で対戦(日本が2-1で勝利)し、北朝鮮のラフプレーが話題になる場面も。試合中には、日本のスタッフから給水用のボトルを奪ったのち、拳を振り上げようとする威嚇行為も目撃されていた。こうしたアジア杯で起こった混乱について同紙は「敗れたチームのメンバーが試合関係者や警備スタッフと衝突し、大混乱となった」と振り返り、こうした背景も含め厳しい90分間になると想定している。

 また東京に在住の北朝鮮人のホー・リサさんは「私は日本のサッカー選手が大好きで、普段は日本を応援していますが、北朝鮮と対戦するときは別です。ちょっと複雑で葛藤がある」と素直な気持ちを明かしているという。

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