キャプテン遠藤航、アジアカップの敗戦から導き出す北朝鮮戦の「生命線」とは?
W杯への準備で「1つ1つ勝っていこう」
日本代表の主将を務めるMF遠藤航は、3月20日に北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で北朝鮮と国立競技場で対戦する一戦の前日練習を終え、「アジアカップの敗戦は今後に生かさないといけない」と話した。
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日本は1月にカタールで開催されたアジアカップで、準々決勝でイランに敗れて敗退。それ以来で初の代表活動がこのW杯予選のゲームになったが、遠藤は「1つの区切りではあると思う。アジアカップが終わってW杯への準備が始まるので、1つ1つ勝っていこうとイメージしている」と話す。
そのアジアカップでは、遠藤とボランチを組むことの多いMF守田英正がイラン戦後に「もっと正直、アドバイスとか外から、『こうした方がいい』とか、『チームとしてこういうことを徹底しよう』とか、もっとなんか欲しいですかね。それはもう正直に言っていいかな」と発言したことが話題になった。
遠藤はそれについて「そんなに準備期間がなかったのでコンディション調整という感じで、いつも通りの準備。彼なりの意図はあると思うけど、自分たちはいつもサッカーに関するディスカッションをしている。今までやってきてることなので、変わらずいつも通りやっている。僕からすれば、『いつも通りのモリだな』という感じ」と話した。
北朝鮮との一戦について「自分たちの守備の良さ、勝っている試合はコンパクトにしたなかで出どころにプレッシャーに行って蹴らせない。それが生命線だと思う。蹴ってくるからと言ってうしろ向きの選択をすると相手に自分たちのゴールに近いところでサッカーをさせてしまう」と、イラン戦で手を焼いたようなロングボールへの対策として、下がって対応するのではなく前に出て狙いのるロングボールを蹴らせないことが重要だと話した。
「もちろん明日の試合だけではないけど、アジアカップの敗戦は今後に生かさないといけない。明日は明日の対策をしているけど、それぞれ悔しい思い、アジアカップを経験した若い選手もいたので、今後どう成長するかがキーになると思う」と話す遠藤には、キャプテンとして中盤からチームを統率しながら代表チームを背中で引っ張っていくようなプレーも期待される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)