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遠藤航を“困惑させた”18歳MFが英代表へ 大抜擢に現地注目、「扉が開かれた」理由は?
マンUの18歳メイヌーが注目
イングランド代表のギャレス・サウスゲイト監督はブラジル代表、ベルギー代表との親善試合に向けた代表メンバーに、イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドの18歳MFコビー・メイヌーを招集した。FAカップ準々決勝のリバプール戦(4-3)で日本代表MF遠藤航ともマッチアップし、強烈なインパクトを残した逸材はスターダムへの階段を一気に駆け上がっている。
ユナイテッドアカデミー出身のメイヌーは2022年5月にプロ契約を結び、23年1月にトップチームデビューを飾った。今季はプレミアリーグで14試合に出場するなどエリック・テン・ハフ監督の下で台頭していた。3月18日に行われたリバプールとのFAカップ準々決勝でも先発出場し、積極的な攻撃参加で存在感を発揮。マッチアップした遠藤を困惑させたとして高評価を受けていた。
イングランド代表は23日にブラジル、26日にベルギーと親善試合を行う。この試合に向けて発表された当初のメンバー25名に含まれていなかったメイヌーだが、19日に追加招集が決定した。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」のジニー・ボスウェル氏は、イングランド代表にはMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)やMFデクラン・ライス(アーセナル)といった優れた中盤の選手がいるなかで、DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)の負傷離脱によって“6番”(アンカー)に入る選手が不足している点を指摘し、そこで評価を高めるメイヌーが抜擢されたとの見解を示している。
「サウスゲイトが抱える最大の問題は、負傷中のトレント・アレクサンダー=アーノルドの中盤起用をEURO(欧州選手権)前の強豪国(ブラジル、ベルギー)との試合でテストする機会がないことだ。今回は最高の機会で、彼は間違いなくファーストチョイスだったはずだ。そのため、メイヌーへの扉が開かれたのだろう。イングランド代表監督はこの18歳の招集に迷いを持っていたようだが、日曜日のオールド・トラッフォードでの試合(リバプール戦)がいくつかの不安は取り除かれたようだ」
FWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)やFWブカヨ・サカ(アーセナル)、ベリンガムなど10代でデビューし、そのまま主力に定着した選手も多いイングランド代表。期待のメイヌーはサウスゲイト監督の信頼を掴み取ることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)