森保監督、情報の少ない北朝鮮戦へ“打倒プラン”は?「一戦必勝の覚悟」
3月はホーム&アウェーの2連戦が控える
日本代表の森保一監督は3月20日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア二次予選で北朝鮮と国立競技場で対戦する一戦の前日会見に出席。同じ相手との2連戦になるが、「基本は目の前の試合に全力を尽くすこと。一戦必勝の覚悟が大切だと思う」と話した。
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上位2チームが突破する二次予選のB組で日本はここまでシリアとミャンマーに勝利して2勝0敗。3月シリーズでは、ミャンマーに勝利してシリアに敗れ1勝1敗の北朝鮮と2連戦が組まれている。予選全体での3試合目になる初戦をホームで戦い、26日には平壌でのアウェーゲームに臨む。
森保監督は2連戦という要素について「まずは、基本は目の前の試合に全力を尽くすこと。一戦必勝の覚悟が大切だと思う。そこで選手のコンディションなども含め、次の試合も考え、明日の試合を踏まえて相手も戦い方を変えてくるなど、色々なことを想像、想定はしているが、まずは明日の試合に全力を尽くしたうえで次の試合に向かいたい」と話す。
多くの選手がヨーロッパでプレーしていること、さらに先週末まで各国のリーグ戦があったことを踏まえても、指揮官は「長距離移動、時差、普段持っている100%の力かと言うとそうでないと思う。それを言い訳にするという意味ではなく、チームとして規律を持って助け合いながら今持っている100%を出せるように戦うのが大切だと思う」と話し、北朝鮮との初戦の時点でコンディション的に難しい選手が出る可能性も想定している。
そのうえで、情報の少ない北朝鮮とのスカウティング合戦になる側面について「我々も(相手から)見られるかもしれないが、(相手を)見ることもできる。そこはイーブンなので、自分たちの力を100%発揮できるように、第2戦ではホームとアウェーの違いもあると思うので、その部分は覚悟もして選手が思い切ってプレーできるようにしたい」と話した。
この2連戦のうち第2戦は不確定要素の多い平壌でのアウェーゲームになるだけに、ホームで迎える21日の試合は確実に勝ち点3を取ってグループの状況を優位にしておきたいところだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)