森保監督、アジア杯の悔しさ糧に“前進”する選手に感銘「私の特別な働きかけはしていない」
3月21日に国立競技場で対戦する
日本代表の森保一監督は3月20日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で北朝鮮と国立競技場で対戦する一戦の前日会見に出席。ベスト8で敗退したアジアカップ後、初めての活動となるなかで、指揮官の“振る舞い”に言及した。
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上位2チームが突破する2次予選のB組で日本はここまでシリアとミャンマーに勝利して2勝0敗。3月シリーズでは、ミャンマーに勝利してシリアに敗れ1勝1敗の北朝鮮と2連戦が組まれている。予選全体での3試合目になる初戦をホームで戦い、26日には平壌でのアウェーゲームに臨む。
タフな相手との戦いになるなか、森保監督は「まずは局面、局面の戦いで勝っていくことが大切」と、球際での勝負に負けないことをポイントに挙げた。そのなかで、先発メンバーについて「コンディションのところは基準になると思う」と説明。海外組が多く、長距離移動や連戦が続くなかで、本人やクラブとのコミュニケーションを頼りにまずは、コンディションの良い選手を起用する方針だという。
今回はベスト8で敗退したアジア杯後初めての活動となる。招集メンバーでDF長友佑都やMF田中碧。FW小川航基ら7人以外は悔しい思いを経験した。そのなかで、再スタートとなる合宿で選手の姿には前向きなものを感じているようだ。
「まず、選手たちを見て感じていることは、アジア杯の結果への悔しい思いをみんなが持ってまた代表活動に集まってきてくれている。ただ、アジア杯で負けたから課題があったのではなく、それまでにも課題はあった。いつも通りの成果と課題の振り返りをやり、明日の試合、これからの成長につなげていけるというミーティングや声掛けをしてきた。ただ、アジア杯で悔しい思いをしたというところでは、参加している選手もそうでない選手も全員が、次に向けてより自分たちがやるべき全てのクオリティーに厳しさを持って前進しなければいけないと思ってくれていると思う。特にチームとして上向きになるというか、私の特別な働きかけはしていないかなと思う」
選手は悔しさをバネに主体的に次のステップへと歩もうとしている。指揮官もその姿を頼もしく思っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)