橋岡大樹が実感したプレミアリーグが「タフな理由」 ベルギーとの“決定的な違い”とは?

ルートン・タウンに移籍をした橋岡大樹【写真:ロイター】
ルートン・タウンに移籍をした橋岡大樹【写真:ロイター】

今冬にシント=トロイデンからルートン・タウンへ移籍

 今年の冬の移籍市場でベルギー1部シント=トロイデンからイングランド1部ルートン・タウンへ完全移籍したDF橋岡大樹が、日本代表に復帰。3月19日に行われた北中米ワールドカップ・アジア2次予選の北朝鮮戦に向けたトレーニング後、取材に応じた。

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 昨年10月以来となる日本代表での活動について「やっぱり代表は刺激のある場所。自分が今やっていることを、ここでもしっかり出さればいいかなと思っています」と意気込みを語った。さらにクラブと代表で求められることの違いはあるとしつつも「代表に呼ばれることは、僕のルートンでのプレーを見て呼ばれていると思うので、そこでの良さを出しつつ、代表で求められることもやらないといけないと思います」と続けた。

 橋岡の日常はベルギーリーグから、プレミアリーグに変化した。ルートンでのデビュー戦がFAカップのマンチェスター・シティ戦(2-6)だった橋岡は「行けたことはすごく嬉しいですが、行けただけで満足する選手にはなりたくない。行って、活躍して、それで初めて『ここに来て良かった』と思いますし、まず試合に出ること、スタメンを取ることが大切だと思っています」と、向上心を見せた。

 プレミアリーグについては、「やっぱり球際の強さ、試合でのインテンシティーの高さはベルギーとは全く違う。攻守の切り替えが早いなかで、休む時間がない。90分を通して本当に集中しないといけないところが、タフな理由かと思います。デビュー戦がシティで、世界最高のクラブと言って過言ではないクラブとやって、自分のなかではものすごく刺激になった。プラスここでやっていかないといけないという思いと、やっていけるという自信も付けられた」と、最高峰のリーグへの適応に自信を見せた。

 そして「相手が強い分、燃えるというのが僕の中にはある。1試合1試合が本当に人生を変えられるチャンスだと思っている。相手がすごい選手だけのなかで、そこで全部抑えちゃえば『こいつ、すごい!』ってなると思う。継続して自分のパフォーマンスを出せればいいと思う」と言い、「ベルギーからプレミアに行くことができたのは、ものすごくでかいステップアップだと思いますけど、プレミアに移籍するだけが僕のゴールではない。ここで活躍して、またもう一個ステップアップするのが、一つの目標」と再び強い向上心を見せ、目をギラつかせた。

 シント=トロイデンからは日本代表MF遠藤航、日本代表DF冨安健洋、イタリア1部ラツィオのMF鎌田大地が、ステップアップした。橋岡には彼らに続く存在になることが期待されるが「やっぱり、その選手たちが皆さん偉大なので、そこに負けないくらい頑張りたい」と言い、今回の北朝鮮への連戦にも「どういうところでやっても、自分のなかではできると思っていますし、まずは試合に出て『あいつ成長したな』と思わせられるように、練習から見せていきたい。(アジアカップの日本代表に)闘争心であったり、自分の熱さを見せたい。対人の強さも含めて、ヘディングの強さ、できることはすべて還元したい。長友さんに負けてられないですね」と、37歳で代表復帰したDF長友佑都らとのポジション争いにも自信を見せた。

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(河合 拓 / Taku Kawai)



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