浅野拓磨、年代別や女子で話題…北朝鮮の“ラフプレー”を疑問視「必要ないことまでやっている印象」
北朝鮮の気迫を警戒
カタール・ワールドカップ(W杯)で優勝経験のあるドイツ、スペインを連破し、世界を驚かせた森保ジャパンだったが、今年1月に同じくカタールで開催されたアジアカップではベスト8で敗退となった。両大会に出場していたFW浅野拓磨は、「アジアカップはチームもそうですけど、個人的にも悔しさしか残らない大会でした。何もしていないので」と、優勝を逃した1月の大会を振り返るとともに、「まずはチームのために、日本のために、やれることをするための準備をするしかないなと思っています」と、北朝鮮と2連戦する北中米W杯アジア2次予選へ意気込みを語った。
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対戦する北朝鮮の印象について「特に映像から『こういったチーム』という印象は正直ないんですけど」と前置きした浅野は、「間違いなく日本に対して全身全霊で、すべてをかけて戦ってくると思う。その覚悟は今からしていますし、それが当たり前になる戦いだと思うので、それに負けない心の準備は間違いなく必要です。日本代表で戦う以上、そういう準備はどういう相手と戦うにしていても、それを超えてくるものが多分あると思うので、そういう心の持ち方は準備をしています」と、気迫を前面に出してくるであろう相手を警戒した。
アンダー年代や女子の北朝鮮戦でも、相手のラフプレーは話題になった。そうした映像も見たという浅野は「それが北朝鮮の選手にとって、すべてを懸けていることなのかどうかも、もはや僕には疑問でもあります。全部を懸けて戦うって、それに必要ないことまでやっている印象があります」と疑問を呈しつつも、メンタルの持ち方が重要性だと続ける。
「それくらい相手はうまくいかなかったら腹を立てながら、自分をコントロールできないくらいになるし、そんな戦いになる可能性があるというのは、映像を見ても分かります。僕はあまりそうなるタイプではないので、そこへの準備までは考えていませんが、日本として負けられない戦いで、うまくいかない時に相手が仕掛けてきた時に、それに応えてしまうと『心の準備が足りていない』としか言えないと思う。そこに乗ってしまう選手が今はいないんじゃないかと思いますが、やっぱり人間なので、試合が始まってみないとどうなるかは分からない。僕自身は、今の日本代表としてそういう相手としてもしっかり冷静に自分たちの戦い方を貫いて戦える集団じゃないかなと思っているので。とにかく自分たちのやることをピッチで表現する準備をするだけかなと思います」
今回の連戦では、初戦をホームで戦い、第2戦をアウェーの平壌で対戦することになる。「アウェー(の環境)がどうこうというのはありますし、間違いなくアウェーで戦う試合は、ガラッと変わる試合になるのかなと心の準備はしていますが、僕自身は(東京での)次の試合のことしか考えていないですし、ホームでしっかり自分たちがやれることをやって、勝つことができれば勢いをもって相手の国に行くことができると思うので、まずはそうできるような準備をしないといけないと思います」と、ホームでの初戦の重要性を強調した。
(河合 拓 / Taku Kawai)