“失速”ミランに痛手… 大黒柱ボナベントゥーラが手術、最低2カ月離脱へ

ウディネーゼ戦で途中交代、左足内転筋の損傷と判明

  日本代表FW本田圭佑が所属するACミランに大ピンチが訪れた。29日のウディネーゼ戦(1-2)で負傷したイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが手術を必要とする重傷だったことが判明し、最低でも2カ月の離脱になると見られている。

 ミランは公式サイトで、ボナベントゥーラが左足内転筋の損傷により手術を受けると発表した。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などのメディアも一斉に報じ、最低でも2カ月の離脱になるとの見通しを報じ、一部には今季中の復帰を危ぶむ声もある。

 今季のミランにとって、ボナベントゥーラは必要不可欠な存在だった。3ボランチの左サイドをメインにシーズンをスタートさせると、左ウイングのFWエムベイエ・ニアング(ワトフォードへ期限付き移籍)が不調に陥った後はポジションを上げていた。セットプレーのキッカーとしても活躍し、2ゴールを挙げている。

 ミランは冬の移籍市場でニアングを放出したが、エバートンからスペイン代表FWジェラール・デウロフェウ、ジェノアからアルゼンチン人FWルーカス・オカンポスをそれぞれ期限付き移籍で獲得し、ウイングの枚数を補充した。本田はベンチ入りも危ぶまれるような状況になったが、ボナベントゥーラの長期離脱によって結局ウイングの枚数は元に戻る結果になった。

 

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