J助っ人が感銘、日本クラブの環境は「最高だ」 母国と比較「異次元のものがある」
今季浦和に新加入のグスタフソン、母国メディアでJリーグ移籍に言及
浦和レッズに今季新加入したスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンが母国メディア「Sport bladet」のインタビューに応じ、Jリーグへの移籍について「選手としても人間としても成長するための環境がある」と話している。
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今季に向け、浦和はノルウェー代表監督歴も持つペア・マティアス・ヘグモ監督の就任が決まった。そのヘグモ監督が浦和の前に率いていたスウェーデン1部ヘッケンで中心選手だったのがグスタフソンであり、監督の戦術を理解するプレーメーカーとして期待の新加入となった。グスタフソンは1月下旬に沖縄県トレーニングキャンプへ途中合流し、これまで開幕戦から4試合連続スタメン出場して1ゴール1アシストを記録している。
グスタフソンは日本への移籍を決めた理由について「つまらない答えかもしれないが、総合的な理由だ」として、「イタリアに移籍してプレーした時、どれだけ人間的に成長できたかを感じた。新たな文化を経験するのはワクワクすることであり、良い契約も、優れたハイレベルのサッカーも、タイトルへの思いや野心も存在する」と話した。日本で最初に体験したのがキャンプ地の沖縄だったグスタフソンは「信じられないような気候と楽園のようなビーチだった」と表現している。
そして、浦和の環境について「素晴らしいトレーニング施設があり、ヘッケンが多くの部分でハイクラスだったにしても、ここには異次元のものがある。チームを支えるスタッフの規模も、より手厚い。多くの観客を収容するスタジアムがあり、そこにたくさんのファンと素晴らしい環境がある。最高なものだ」としている。
浦和の本拠地である埼玉スタジアムは、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)でスウェーデン代表とイングランド代表が対戦したスタジアムであるとも紹介され、ホーム開幕戦となった第2節の東京ヴェルディ戦には5万1000人の観客動員があった。
Jリーグについてグスタフソンは「良いリーグだ。選手たちは高い技術を持ち、小柄であることも多いが非常に素早い。テンポも速く、規律のあるチームが揃う」とコメントしている。そして浦和について「新監督と新加入選手がいる中で、プレーのやり方を見つけていくだろう。良いものになるだろうが、少し時間は必要だ」と話した。
現状では4-3-3システムの中盤中央に入り、プレーメーカーとしての片鱗を見せつつある。正確なキックは第3節の北海道コンサドーレ札幌戦でDF酒井宏樹のゴールをアシストしたクロスで脚光を浴びた。また、ボール際の技術の高さは相手の多い危険なエリアでもボールロストしないプレーにつながっている。周囲との関係性が高まれば、さらなる魅力も引き出されていくだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)