ミラン元監督は就任当初から“本田トップ下”に失格の烙印… スソが昨季の秘話を明かす

4-4-2右サイドでバランサーとして重宝

 日本代表FW本田圭佑もテストされたトップ下だが、ミハイロビッチ監督は攻撃面を司る役割の素質があるのはスソだけだと断言。本田にトップ下の適性があるとは認識していなかったようだ。

 だが、スソにとって現実は厳しかった。

「ホームのエンポリ戦で彼は僕を起用した。フィットできずに死んだよ。足が動かなくて錆びついていた。1時間で彼は僕を下げた。この瞬間から、二度とプレーすることはなかったね。今よりもずっと練習した。それでも出番はなかった。理由は分からなかった」

 スソは15年8月29日のエンポリ戦でのプレーを最後に、ミハイロビッチ政権下で出番をつかめなかった。トップ下で本田も起用されたが、機能せず。ミハイロビッチ氏は名物会長の寵愛するシステムを放棄し、4-4-2システムに変更。右サイドのバランサーとして本田を重宝した。

 「トップ下は自分の家」とも語っていた本田だが、昨季からリーグ戦で通算1得点3アシストにとどまっている。サイドのバランサーとして出場機会を得ていたものの、トップ下としての評価は開幕当初から厳しいものだったようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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