横浜FMが豪州代表DFとバルサ下部組織出身MFを獲得 強力助っ人トリオが誕生
デゲネクとバブンスキーの加入を発表
横浜F・マリノスは30日、1860ミュンヘン(ブンデスリーガ2部)からオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネク、レッドスター・ベオグラード(セルビア1部)からマケドニア代表MFダビド・バブンスキーの完全移籍での獲得が内定したことを公式サイトで発表した。両選手ともメディカルチェック後に正式契約となる。
22歳のデゲネクは年代別代表でオーストラリアとセルビアの両方で出場経験を持ち、昨年5月にオーストラリア代表としてA代表デビューを飾っている。187センチの長身でセンターバックを主戦場としながら、サイドバックや中盤にも対応するユーティリティ性を兼ね備え、2012年にシュツットガルトの下部組織に加入し、2015年夏からブンデス2部の1860ミュンヘンでプレーしていた。
バブンスキーも22歳で、かつてガンバ大阪に所属経験のあるボバン・バブンスキー氏を父に持つ。10代の頃にはバルセロナの下部組織に所属した経歴を持ち、2016年からはセルビアの名門レッドスターに新天地を求めていた。
横浜FMは、すでにレッドスターから昨季のセルビアリーグMVPに輝いたポルトガル人FWウーゴ・ヴィエイラを獲得している。わずか1年間という期間だが、バブンスキーはヴィエイラとセルビアの地で共闘しており、コンビネーションにも期待が持てる。デゲネクを含め、FW、MF、DFと各ポジションに強力な助っ人を補強にすることに成功した。
今オフの横浜FMは、クラブの象徴的存在だったMF中村俊輔(→磐田)をはじめ、MF兵藤慎剛(→札幌)ら主力流出に見舞われたが、シティ・グループの力もあって助っ人補強に成功。また、移籍が有力視されたFW齋藤学もここにきて残留濃厚となるなど、トリコロールの名門の逆襲が始まろうとしている。