不遇の時を乗り越え、FA杯ウィガン戦で4-0快勝に貢献

　マンチェスター・ユナイテッドの元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーが、29日のFAカップ4回戦ウィガン戦で今季初先発を飾り、1得点1アシストの大活躍で4-0の勝利に貢献した。昨年のクリスマスまでジョゼ・モウリーニョ監督から、トップチームの練習参加が許されないというパワハラを受けていたドイツの英雄は健在ぶりを見せつけ、指揮官からの称賛を勝ち取っている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

　シュバイニーは昨年1月9日以来となる先発出場を果たした。そして前半44分に魅せる。右サイドからエリア内にロングクロスを放つと、重戦車MFマルアン・フェライニがマーカーを引きずりながらヘディングシュート。ドイツの英雄が、先制点を華麗にアシストした。

　そして、後半36分にはFWウェイン・ルーニーのCKからのチャンスで、ゴールに背を向けながら右足のアウトサイドでシュート。センスの光るトリッキーなゴールを決めてみせた。

　健在ぶりを見せつけたシュバイニーに対し、トップチームでの練習合流を禁じるなど“氷漬け”にしていたモウリーニョ監督は試合後、ベテランの力に素直に脱帽した。