Jリーガーの“出場停止明け”に中国ファン困惑? 理由を母国説明「奇妙なルールが招いた」
2試合の退場処分を受けた松原の処遇に中国注目
横浜F・マリノスはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で準決勝まで駒を進めた。4月に蔚山現代(韓国)との連戦を控えるなか、ラウンド16で退場処分を受けたDF松原健について、中国メディアが国内で起きた“疑問”と“回答”を報じている。
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2月14日に行われたACLラウンド16の第1戦、アウェーの地でバンコク・ユナイテッド(タイ)戦に挑んだ横浜FM。試合は後半アディショナルタイムに追い付かれ2-2ドローに終わっている。
このゲームでは、後半アディショナルタイムに松原が勢いよく走り込んで足の裏を上げたタックルを相手の足にヒットさせた。危険なジャンプタックルで一発退場となり、アジアサッカー連盟(AFC)は後日、松原へ2試合出場停止処分を下している。
続くバンコクとのラウンド16第2戦(2月21日ホーム/1-0)、山東泰山(中国)との準々決勝の第1戦(3月6日アウェー/2-1)でその処分を終え、松原は3月13日の準々決勝第2戦でスタメンに復帰した。
これに鋭く反応したのが、山東泰山の母国・中国の大手メディア「SOHU」だ。記事ではACLと中国リーグの違いを説明。
「マリノスの松原は山東泰山の第2戦で試合前の記者会見に出席し、先発出場した。中国ファンから見ると、松原はまだ出場停止期間中だと勘違いされていたが、これは中国サッカー協会の過ちだ。AFCの一発退場のルールは中国のものと異なっている。
AFCが言う追加出場停止は、当然レッドカードを受けた際の禁止処分も含まれている。しかし、中国の追加出場停止はそうではない。中国リーグで松原健のように試合中にレッドカードを受けて協会が試合後、2試合を追加出場停止すれば、その選手は3試合出場停止処分を受けることになる。中国国内ファンの混乱は、中国サッカー協会の奇妙なルールが招いた」
山東泰山のファンからすると、国内のルールとの違いで第2戦に松原が出場したことに疑問が生じていたと同メディアは主張。そのうえで、国内リーグとのルールの違いを挙げつつ、冷静に回答を示していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)