ヤングなでしこFW、無念のU-20アジア杯準優勝「この景色を忘れずに」 W杯でのリベンジ約束

ヤングなでしこの辻澤亜唯(写真はU-17W杯出場時)【写真:Getty Images】
ヤングなでしこの辻澤亜唯(写真はU-17W杯出場時)【写真:Getty Images】

辻澤は先制点をマークも勝利に手が届かず

 ヤングなでしこの愛称を持つU-20日本女子代表は、3月16日にU-20女子アジアカップの決勝戦で北朝鮮と対戦し、前半20分にFW辻澤亜唯のゴールで先制したものの、1-2の逆転負け。準優勝で大会を終えた。辻澤は「この景色を忘れずに」と悔しさを表現した。

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 両者はグループリーグB組の最終戦で対戦し、日本は0-1の敗戦を喫していた。立ち上がりに際どいミドルをGK鹿島彩莉がセーブするピンチもあったが、日本は前半20分にショートカウンターで右サイドに展開するとFW土方麻椰がファーサイドにクロス。これを落下点に上手く入ってFW辻澤亜唯がヘディングで押し込んで貴重な先制ゴール。日本が1点をリードした。

 その後も両チームとも相手ゴールへの圧力をかける姿勢を見せるものの、決定機と呼べるほどのビッグチャンスは作り出せず時間が進んだ。そうしたなかでハーフタイム直前の前半44分、日本は左サイドを切り崩されるとクロスにファーサイドで飛び込んだDFジョ・リョンジョンのヘディングを許して失点。1-1の同点に追いつかれてハーフタイムを迎えた。

 日本は後半40分に再び左サイドを切り崩されると、中央へのクロスをジョ・リョンジョンにヘディングで合わせられ失点。前半と同じような形で2点目を失い、1-2の敗戦を喫した。これで日本は今大会で北朝鮮に2敗を喫し、準優勝で大会を終えた。

 試合後に先制ゴールの辻澤は「1試合目は負けてしまったので今回の2試合目で絶対に勝ってやるという気持ちで臨んだ。この景色を忘れずにワールドカップ(W杯)でもっと強くなって、もっといい結果を残せるように頑張っていきたい」と話した。

 今大会は8チームが出場し、4チームずつに分かれてグループリーグを実施。その上位2チームずつが準決勝に進むと同時に8月31日からコロンビアで行われるU-20女子W杯への出場権を獲得する、アジア予選を兼ねたものだった。すでに世界大会への出場権を獲得していた日本はこの大会の4連覇を目指す決勝だったが無念の敗戦。世界の舞台でこの悔しさを糧に躍動する姿が期待される。

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