神戸×広島の空中交錯プレーはどちらが「危ない」? 日本代表OB指摘「判定自体は正しい」
神戸DF山川と広島FW加藤の交錯プレーで議論
ヴィッセル神戸は3月16日、本拠地ノエビアスタジアム神戸でのJ1リーグ第4節サンフレッチェ広島戦で0-0と引き分けた。前半アディショナルタイムの激しいプレーに注目が集まったなか、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「判定自体は正しい」との見解を示している。
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開幕2勝1敗の神戸と、開幕2勝1分の広島が激突。神戸がシュート7本(FW武藤嘉紀が最多の3本)、広島がシュート8本(FW加藤陸次樹、MF満田誠、DF塩谷司が最多の2本ずつ)を放ったが、お互いにゴールを割れずに勝ち点1を分け合った。
そのなかで、0-0で迎えた前半45分、タッチライン際に飛んだボールを巡り、神戸DF山川哲史と広島FW加藤陸次樹が対峙。加藤の背後から山川がボール目がけてジャンプしたが、加藤の身体に接触してバランスを崩し、山川は右肩付近からピッチに落下した。
スポーツチャンネル「DAZN」で実況を務めた寺西裕一氏は「うわー危ない」「かなり高く飛んで、山川はまともに落ちたように見えましたが大丈夫でしょうか」と言及。神戸はMF扇原貴宏に加え、FW武藤嘉紀も険しい表情で木村博之主審に抗議していた。
木村主審は、加藤に覆いかぶさるような形となった山川のファウルを取り、広島の間接フリーキック(FK)でプレーは再開。SNS上でもさまざまな声が上がったこのシーンに関して、日本代表OB栗原氏は「これはすごく微妙で、どちらもファウルを取られる時がありますね」と語っている。
「正直、下の選手(この場合は加藤)はどうにもできませんけど、『競り合っていない』と判断されてファウルになることがあります。この場合は、上になった山川がファウルを取られましたが、判定自体は正しいと思います。このような形の競り合いは相手ありきのタイミングで飛んでるので、相手に乗ったりして上手くヘディングをしますが、今回は上手く行かなかったんだと思います」
右肩を押さえ、しばらく動けなかった山川だが、大事に至らなかったのは幸いだった。
(FOOTBALL ZONE編集部)