「自分のミス」 東京V24歳DFが痛恨失点を反省…「気にするな!」と声をかけた救世主は?

東京Vの谷口栄斗【写真:Getty Images】
東京Vの谷口栄斗【写真:Getty Images】

谷口栄斗は2失点目に関与したプレーを反省

 今季16年ぶりにJ1リーグを戦っている東京ヴェルディは、3月16日にホームの味の素スタジアムで行われた第4節でアルビレックス新潟と対戦。前半8分にMF山田楓喜の直接FKで先制したが、後半に2点を決められて一時は逆転されてしまった。

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 終了間際に同点に追い付き、勝ち点1を手にしたものの、悔やまれる場面はいくつかある。先制点を挙げたあと、東京Vはいい守りで自分たちのリズムを作り、カウンターからチャンスを作るという主導権を握った戦い方ができていた。しかし、FW染野唯月がGKとの1対1を決められないなど、新潟を突き放すチャンスを生かせなかった。

 また、2失点目の場面では、DF谷口栄斗の横パスが短くなって交代出場したばかりのFW長倉幹樹にボールを奪われ、そのまま1対1を決められた。DF林尚輝に出したパスを長倉にさらわれた場面について、谷口は「自分のパスが少し弱かったんで、(GKマテウスと)どっちが受けるかを迷ってしまったと思う。自分のミスです」と悔やんだ。

 それでも「あの失点をしてしまってからも、まだ25分くらいあったので、まだ追い付けると思っていましたし、1回シュートブロックができて、そこでもう1回、自分の中で気持ちがすっきりして、もう1回『やってやろう』と思えたので、そういう部分は少し成長できたと思います」と、谷口はしっかり切り替えられていたことを明かした。

 そうした姿勢が、チームにも伝染したのかもしれない。これまでの3試合では、試合終盤にPKを取られてそれを決められた。その結果勝ち試合が引き分けになり、引き分けの試合が負け試合になり、ここまで1分2敗という成績になっていた。しかし、この試合では後半45分にMF翁長聖が同点ゴールを決め、負け試合を引き分けにすることができた。

 逆転ゴールを決められた直後、谷口に真っ先に声をかけたのは翁長だったという。

「ヒジくんが、すぐに『気にするな!』って声をかけてくれて。そのヒジくんが、貴重なゴールを取ってくれて助けてくれたので、すごく感謝しています」(谷口)

 この日、名古屋が勝利したことで開幕から未勝利なのは、東京Vと札幌の2チームになった。それでも、谷口は「これまでの引き分けとは違うと思いますし、僕たちが追い付けたという点では、すごく大きな勝ち点1になったと思います」と、次につながる勝ち点を積み上げられたことを強調した。

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