遠藤航は「チャンスが来た時に絶対掴む」 浦和元同僚が明かす「世界に行くと思った」理由
3月10日のマンC戦でも活躍した遠藤について柏木陽介氏が見解
昨シーズン限りで現役を引退した元日本代表MF柏木陽介氏が、スポーツチャンネル「DAZN」の番組「内田篤人のFOOTBALL TIMES」に出演し、浦和レッズ時代のチームメイトであり、現在はイングランド1部リバプールで活躍する日本代表MF遠藤航についてコメント。当時から一目置く存在だったことを明かした。
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内田氏に「(一緒に)やっている?」と聞かれた柏木氏は「湘南から浦和に来た時に2年かな」と、振り返った。柏木氏は2010年から21年まで浦和に所属。遠藤とは2016年から2年半にわたって浦和で一緒にプレーしていた。
この頃の印象について、柏木氏は「(性格は)ブレないし、何があっても動じない感じだった。航の中では、すべてにおいてビジョンがはっきりと見えているのかなというところが若い頃からあった。言うこともはっきりしているし、考え方もしっかりしているから、こいつは凄いなと思っていた。ただ、ここまで行くとは思わなかった。いい選手だとは思っていたけど」と、驚くほどの成長を遂げたと語った。
現在、リバプールでボランチとして活躍をする遠藤について、柏木氏は「僕ら(浦和)のなかではボランチではなくて、リベロで出ていた。彼はボランチをやりたがっていたけれど。でも、その経験を含めて、今のボランチがすごく良くなっているのかなというのもある」と、浦和時代の経験も現在につながっているという見解を口にした。
そして、「今回も最初に出られなかった。でも、最初は出られないのを分かっていて行ったと思う。自分にチャンスが来た時に、絶対にチャンスを掴む。ここまでの準備が自分の頭の中でできていたんじゃないかと思う。それくらい考えている人間だし、一番メンタルも強い」と、周囲が驚くステップアップも遠藤には計算通りだったのではないかと指摘した。
内田氏は「そこまで突出して、世界に行くなという感じではなかった?」と問われると、柏木氏は「世界には行くと思っていた。でも、まさかリバプールでスタメンを張るとは思っていなかった。遜色なくプレーしているというよりも、むしろボール奪取力も高いし。楽しみですよね。どうなっていくんだろう」と話した。これを聞いた内田氏が「これより上はないからね。リバプールより上っていうのは。もうレジェンドくらいになってほしい」と言うと、柏木氏も「キャプテンマークを巻いたりね。全然あり得る」と、期待を込めた。
3月10日に行われたプレミアリーグ第28節マンチェスター・シティとの大一番(1-1)でもマン・オブ・ザ・マッチに輝いた遠藤だが、次の公式戦は18日のFAカップ準々決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦となっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)