森保監督、伊東純也の“5年ぶり”選外理由を説明「彼を守るため」 仏でのパフォーマンスは評価

森保一監督が伊東純也について言及【写真:徳原隆元】
森保一監督が伊東純也について言及【写真:徳原隆元】

会見で言及

 森保一監督率いる日本代表は3月14日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で戦う北朝鮮との2連戦(21日=国立/26日=平壌)に向けたメンバーを発表した。37歳ベテランDF長友佑都(FC東京)がカタールW杯以来のサプライズ復帰があった一方、MF伊東純也(スタッド・ランス)は選外となった。森保監督は選外となった理由を「守るため」と説明した。

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 一部週刊誌報道によりアジア杯を途中離脱した伊東はメンバー外となった。伊東自身は国内組で臨むE-1選手権、東京五輪世代が中心として臨んだ2019年のコパ・アメリカ、2試合で大きくメンバーを変更した同年11月ベネズエラ戦を除くと、“フル代表”では同年3月以来“5年ぶり”の選外。前回のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア予選で大活躍し、日本の救世主となった男の不在となる。

 1月、2月のアジア杯途中で離脱を強いられた伊東。その後、フランス1部リーグ・アンではコンスタントに出場を続けていたが、森保監督は今回招集に至らなかった理由を説明した。

「彼を守るために招集しなかった。という判断を私たち自身しました。彼の今置かれている状況、フランスリーグも見ていて、我々も彼のパフォーマンスと状況踏まえたうえで招集は可能だと思っていたし、したいと思っていた」

 だが、伊東が帰国した場合の状況を踏まえて本人、チームへの影響を熟考したうえでの決断だったという。試合にベンチ入りした際には取材エリアを通らなければいけず、伊東への負担も考えられる。伊東の周囲も考慮したうえでの判断だった。

「しかし、彼を招集した場合に、ここ日本で彼を取り巻く環境がどういう環境になるか想像した場合に落ち着いて生活、プレーできる環境にならないということを私自身想像しているし、彼だけではなくチームとしても落ち着いて活動できる環境にならない。またいろんな方が関心を持たれていると思うので、そうなった時に彼の一番大切にしている家族や大切にしている方々への影響を考えると招集しないほうがいいと判断させてもらった。一言でいうなら彼を守るため」

 MF三笘薫(ブライトン)も負傷によって不在のため、森保ジャパンは両翼の“槍”を欠いてタフな北朝鮮戦を戦い抜かなければならない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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