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U-20日本女子がアジア制覇へ王手! シュート42本で豪州を5発圧倒、北朝鮮と決勝で激突へ
U-20アジア杯準決勝でオーストラリアを5-1撃破
U-20日本女子代表は、3月13日にウズベキスタンで開催されているU-20女子アジアカップ準決勝でオーストラリア女子代表と対戦した。グループリーグ第3節の北朝鮮戦(0-1)から中2日でこの試合に臨んだヤングなでしこは、中3日のオーストラリアを圧倒して5-1で勝利。大会4連覇に王手をかけている。
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すでに今年のU-20女子ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得した両チーム。日本は、今大会で3ゴールを挙げたFW松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ)が所属クラブ事情により、チームを途中離脱していた。そのなかで、狩野倫久監督は1トップにFW土方麻椰、トップ下にキャプテンのMF天野紗を置く4-2-3-1の布陣を採用した。
前半3分にコーナーキック(CK)を獲得した日本は、ゴール前にボールを入れる。これをオーストラリアのGKがDFと重なりながらもパンチングするが、ボールはエリア内に高く浮く。このボールに反応したDF米田博美がヘディングでゴールを決め、日本が早い時間帯に先制した。
日本は前半9分にも決定機を作り、MF角田楓佳からパスを受けたMF辻澤亜唯がGKと1対1の局面を迎えたがシュートはブロックされて追加点を挙げることはできなかった。同12分にもセットプレーから辻沢がヘディングシュートを放ったが、GKに阻まれる。その直後のカウンターで日本は最終ラインの裏を取られると、FWペタ・トリミスにゴールを決められて1-1に追いつかれてしまった。
日本はその後も攻め続ける。ボールを失っても高い位置で取り返してオーストラリアを圧倒し、何度もゴールに迫ったが、ゴール前にブロックを作って守るオーストラリアから追加点を挙げられない。前半30分過ぎからは日本が積極的にミドルシュートを枠に飛ばしたがGKに阻まれ、このまま1-1で前半を終えた。
後半のスタートと同時に狩野監督は林を下げて、MF大山愛笑を投入する。前半に続き、ボールポゼッションで圧倒する日本だが、オーストラリアの守備を崩しきれない。後半15分には天野紗の右CKからDF白垣うのがヘッドで合わせたが、わずかにクロスバーを越えた。
なかなか得点を挙げられなかった日本だが、後半18分には左サイドからのCKを白垣がニアポスト際で再び合わせる。流れたボールがDFに当たってゴールに決まり、日本が2-1と再びリードした。
最少リードながらもオーストラリアを圧倒する日本は、3日後の決勝も意識した選手交代をしながら3点目を狙っていく。迎えた後半38分、日本は土方がエリア内のこぼれ球から狙いすましたコントロールショットを決めて、勝利を決定的にするゴールを奪った。さらに同43分には途中出場したFW笹井一愛が土方の折り返しを冷静に決めて4点目を奪った。一気に畳みかける日本は、17歳のMF松永未夢の仕掛けからオウンゴールを誘発し、5点目も記録した。
最後まで日本はオーストラリアに反撃のチャンスを与えずにシュート数では42本を浴びせて、スコアでも内容でも相手を圧倒して5-1の勝利を収めている。決勝ではグループリーグ第3節で0-1と敗れた北朝鮮と4連覇を懸けて対戦する。