U-20日本女子、豪州と譲らぬ攻防 アジア杯決勝進出へ先制も…裏取られあっさり失点

アジアカップを戦うヤングなでしこ(写真は中国戦のもの)【写真:Getty Images】
アジアカップを戦うヤングなでしこ(写真は中国戦のもの)【写真:Getty Images】

U-20アジア杯準決勝でオーストラリアと激突

 U-20日本女子代表は、3月13日にウズベキスタンで開催されているU-20女子アジアカップ準決勝でオーストラリア女子代表と対戦した。前の試合から中3日のオーストラリアに対し、グループリーグ第3節の北朝鮮戦(0-1)から中2日でこの試合に臨んだヤングなでしこは、相手を圧倒しながらも前半を1-1で終えた。

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 すでに今年のU-20女子ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得した両チーム。日本は、今大会で3ゴールを挙げたFW松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ)が所属クラブの事情により、チームを途中離脱していた。そのなかで、狩野倫久監督は1トップにFW土方麻椰、トップ下にキャプテンのMF天野紗を置く4-2-3-1の布陣を採用した。

 前半3分にコーナーキック(CK)を獲得した日本は、ゴール前にボールを入れる。これをオーストラリアのGKがDFと重なりながらもパンチングするが、ボールはエリア内に高く浮く。このボールに反応したDF米田博美がヘディングでゴールを決め、日本が早い時間帯に先制した。

 日本は前半9分にも決定機を作り、MF角田楓佳からパスを受けたMF辻澤亜唯がGKと1対1の局面を迎えたがシュートはブロックされて追加点を挙げることはできなかった。同12分にもセットプレーから辻沢がヘディングシュートを放ったが、GKに阻まれる。その直後のカウンターで日本は最終ラインの裏をあっさりと取られると、FWペタ・トリミスにゴールを決められて1-1に追いつかれてしまった。

 日本はその後も攻め続ける。ボールを失っても高い位置で取り返してオーストラリアを圧倒し、何度もゴールに迫ったが、ゴール前にブロックを作って守るオーストラリアから追加点を挙げられない。前半30分過ぎからは、日本が積極的にミドルシュートを枠に飛ばしたが、GKに阻まれた。

 結局、前半だけで20本以上のシュートを放った日本だが、シュートが1本のオーストラリアと1-1のままで前半を折り返した。

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