シティ戦で相手のキーマンMFデ・ブライネを徹底マークし高評価

　イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航はマンチェスター・シティとのビッグマッチで圧巻のパフォーマンスを披露し、激賞を浴びている。高い評価は英国メディアだけにとどまらず、スペイン紙「スポルト」でも「ピッチ上で最も賢かった」「デ・ブライネにいつもどおりにプレーさせなかった」と絶賛された。

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　現地時間3月10日に行われたプレミアリーグ第28節でリバプールは本拠地アンフィールドにシティを迎えた。前半23分にセットプレーから失点し、相手にリードを許す展開となったが、後半5分にMFアレクシス・マック・アリスターのPKで追い付き、そのまま勝ち点1を分け合った。

　シティのエースFWアーリング・ブラウト・ハーランドとの激しいマッチアップを何度も繰り広げたDFフィルジル・ファン・ダイクや、疲れ知らずの鋭いドリブル突破で何度もチャンスを演出したFWルイス・ディアス、随所で好セーブを見せたGKクィービーン・ケレハーなど個の活躍を挙げればキリはないが、この試合でリバプールのプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたのは遠藤だった。

　スペイン紙「スポルト」は「戦術的センスとインテリジェンスでアンフィールドを沸かせた」と中盤で相手の攻撃の芽を摘み取り、効果的なパスを前線へ送り続けた日本代表キャプテンの活躍を特集していた。

「（遠藤とのマッチアップで）デ・ブライネのような“スーパークラス”の選手が調子を狂わせていた。このベルギー代表選手のようなタレントに不快感を与えるタスクをこなせる選手はごくわずかしかいない。間違いなく、背番号17はこの日本人のことを心に留めてアンフィールドを去ったはずだ。遠藤は彼を抑え込み、いつも通りにプレーをさせなかった」

　ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるシティの攻撃のキーマンであるデ・ブライネを蚊帳の外へと追いやった遠藤は「ピッチ上で最も賢かった」と大絶賛されている。プレミアリーグの頂上決戦における遠藤の活躍はイングランドや日本以外でも注目を集めていた。