C・ロナウド、アジア王者の夢潰える…延長後半に“起死回生弾”も実らず PK戦の末ベスト16で敗退

アル・ナスルでプレーするクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】
アル・ナスルでプレーするクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】

C・ロナウドにとってもアジア王者の道は遠かった

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は現地時間3月11日に西地区の準々決勝第2戦、アル・ナスル(サウジアラビア)とアル・アイン(UAE)の試合が行われ、PK戦の末にアル・アインが突破。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドによるアジア制覇の野望は潰えた。

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 初戦をホームでアル・アインが1-0で制していたゲームは、アル・ナスルのホームでのリターンマッチもアル・アインが前半の内に2点を先行して優勢に進めた。しかし、ハーフタイム直前にアル・ナスルが1点を返すと、後半にはオウンゴールと過去にイタリアの名門インテルで元日本代表DF長友佑都らとチームメイトだったブラジル人DFアレックス・テレスのゴールでアル・ナスルが逆転。90分を終えてアル・ナスルの3-2だった試合は、2試合合計3-3となり延長戦にもつれ込んだ。

 そして、延長戦に入るとアル・ナスルはラフプレーによる退場者を出したうえに、GKのミスもあり延長前半でアル・アインにリードを許した。絶体絶命の延長後半にクロスに反応したC・ロナウドが倒されてPKを獲得すると、これをC・ロナウド自らが決めて同点に。試合の決着はPK戦に持ち越された。

 しかし、PK戦で先攻のアル・ナスルは1人目でクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ、2人目でテレスが失敗。3人目のC・ロナウドが決めたものの、4人目のMFオタヴィオは枠外に飛ばしてしまい、3人が決めたアル・アインを相手にPK戦のスコア1-3で敗れた。

 C・ロナウド、ブロゾビッチに加えセネガル代表MFサディオ・マネも獲得してACL制覇の野望を燃やしたアル・ナスルだが、元アルゼンチン代表エルナン・クレスポ氏が監督を務めるアル・アインを相手に敗戦。数々のトロフィーを手にしてきたロナウドだが、今季のACL獲得への道のりはここで断たれることになった。

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