平壌こそ「本当のアウェー」 森保J、W杯予選敵地開催を代表OB回想「ほかと比べ物にならない」

アウェー北朝鮮の平壌開催が正式決定(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
アウェー北朝鮮の平壌開催が正式決定(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

3月26日に平壌の金日成競技場で開催

 森保一監督率いる日本代表は3月14日、21日(ホーム)と26日(アウェー)に開催される北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮との2連戦に向けたメンバー発表を行う。日本サッカー協会(JFA)は3月11日、26日のアウェーゲームは予定通り平壌で開催されるという通達を受けたと発表。北朝鮮と対戦経験を持つ元日本代表DF栗原勇蔵氏は、平壌でのゲームに「あれが本当のアウェー」と警戒を呼び掛けている。

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 日本はなでしこジャパン(日本女子代表)が2月24日のパリ五輪アジア最終予選で北朝鮮と対戦。当初は北朝鮮での試合が予定されていたが、直前まで正式決定せず、最終的にサウジアラビアのジッダでの開催となるドタバタ劇を強いられた。

 アジアサッカー連盟(AFC)の視察団は3月2日に現地入りし、試合会場として予定されている金日成競技場の状態などを確認していた。

 JFAは3月11日、「本日、アジアサッカー連盟(AFC)よりFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選 朝鮮民主主義人民共和国代表対日本代表の試合を平壌(KIM IL SUNG STADIUM)にて予定通り3月26日(火)17:00(現地時間)キックオフで開催する旨の通達を受信しましたのでお知らせします」と発表した。

 日本代表が平壌で試合するのは2011年11月15日のブラジルW杯アジア3次予選(0-1)以来、13年ぶりとなる。当時の試合に出場していた日本代表OB栗原氏は、「サウジアラビアとか中東アウェーも迫力とプレッシャーはありますけど、正直、北朝鮮とは比べ物にならないと思います。命の危険を感じる、とまでは言いませんが、何が起こっても不思議ではないという雰囲気がありました。あれが本当のアウェーだと思います」と回想している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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