クロップ&ペップ、約10秒の“ラスト”抱擁に世界中が感涙「お互い寂しそう」「耐えられない」

ジョゼップ・グアルディオラ監督とユルゲン・クロップ監督【写真:ロイター】
ジョゼップ・グアルディオラ監督とユルゲン・クロップ監督【写真:ロイター】

リバプールはマンCに1-1のドロー

 イングランド1部リバプールは現地時間3月10日、プレミアリーグ第28節でマンチェスター・シティと対戦し、1-1と引き分けた。日本代表MF遠藤航が攻守にわたって目覚ましいパフォーマンスを披露するなど大きな注目を浴びた一戦で、今季限りで退任するユルゲン・クロップ監督とシティのジョゼップ・グアルディオラ監督が試合後に熱い抱擁を交わし、ファンは感傷に浸っている。

 今季の優勝争いを占う大一番で先発を飾った遠藤だが、前半23分にシティのデザインされたコーナーキック(CK)からDFジョン・ストーンズに先制点を奪われる。それでも後半3分、FWダルウィン・ヌニェスがペナルティーエリア内で倒されて獲得したPKをMFアレクシス・マック・アリスターが決めて同点とした。その後も息つく暇もないような一進一退の白熱した展開となったが、試合は1-1のまま終了を迎えた。

 試合終了のホイッスルが鳴ると、クロップ監督とグアルディオラ監督は互いに歩み寄り、約10秒間の熱い抱擁を交わした。米メディア「NBCスポーツ」によると、2人の対戦は30試合行われ、クロップ監督の12勝7分11敗とほとんど互角の戦い。ドイツ時代を経て2016年からはプレミアに舞台を移して高め合ってきた良きライバルだった。米メディア「CBSスポーツ」は「去らなければならないの、ユルゲン? 本当に? 最も輝かしいライバル関係を危うくするために何かが変わるということには、耐えられない。最も完璧なラストダンスだが、アンコールも見逃せない。世界最高のサッカー選手が最高のパフォーマンスを披露する、超越的な輝きの瞬間」と、1つの時代にピリオドが打たれることに対し、大きな絶望感にさいなまれていた。

 ファンからも「お互いちょっと寂しそう」「この二人の勝負が見れなくなると思うと、とても寂しい」「喋らない名実況」「最高のエンタメをありがとう」と反響が寄せられていた。

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