ファンも感動 アーセナル監督が3か月ぶり先発の守護神を“ビッグハグ”で労い「愛を感じる」
試合後にアーセナル指揮官とGKが抱擁
イングランド1部アーセナルは現地時間3月9日、プレミアリーグ第28節でブレントフォードと対戦して2-1で勝利した。ホームでリーグ戦破竹の8連勝を飾ったなか、試合後に指揮官と守護神が見せた“胸熱”シーンが話題になっている。
第21節クリスタル・パレス戦(1月20日/ホーム/5-0)以降、連勝街道をひた走るアーセナル。ブレントフォード戦では前半19分にMFデクラン・ライスのゴールで先制した。ところが、前半アディショナルタイム4分にブレントフォードFWヨアネ・ビッセがアーセナルGKアーロン・ラムスデールに猛然とプレス。フィードの直前にスライディングを仕掛けると、ボールはビッセの足に当たってネットに吸い込まれた。
そのまま迎えた後半、アーセナルはライスのミドルシュートがクロスバーを叩くなどあと一歩でゴールが遠かった。それでも引き分けが見えかけた同41分、右サイドの崩しから上がったクロスボールを最後はMFカイ・ハフェルツが頭で合わせ勝ち越しに成功。薄氷を踏む試合展開だったものの、土壇場で勝ち点3をもぎ取った。
この試合で勝利の立役者の1人となったのがラムズデールだ。昨年11月25日(第13節ブレントフォード戦/アウェー/1-0)以来のリーグ戦先発で失点に関与する場面があった一方、後半には2度の決定機を右腕1本で防ぐ活躍を披露。ブレントフォードに勝ち越しを許さず、土壇場での勝利を呼び込んだ。
そんなパフォーマンスにアーセナルを率いるミケル・アルテタ監督はご満悦だったようだ。スポーツチャンネル「SPOTV NOW」公式X(旧ツイッター)は3月10日、ラムズデールとのやり取りにフォーカスした動画を公開している。
アルテタ監督は試合後、勝利をスタッフと喜ぶとともにピッチ上で自軍の選手たちを称える。そんななかでラムズデールを見つけた途端、ぐっと胸に抱き寄せ“ビッグハグ”。最後は頭を力強くなで守護神への労いを見せた。
このシーンにコメント欄では「優勝への道、ますます明るく」の声が。また、SNS上には「彼(ラムズデール)の残留を願う」「これぞ真の監督」「愛を感じる」「目に涙が……」といった反応も寄せられている。チームの一体感を見せるアーセナルがどこまで連勝を伸ばすか、注目が集まる。