神戸対FC東京で大迫勇也が見せたプレー

　J1ヴィッセル神戸のFW大迫勇也は3月9日に行われたJ1リーグ第3節のFC東京戦（2-1）に先発フル出場。鮮やかな直接FK弾で決勝点をマークし、逆転勝利を導いた。前半にあった珍しいPKのミスを取り返したストライカーの活躍を海外メディアも取り上げている。

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　大迫は前半5分にDF森重真人のハンドで得たPKのキッカーを務めた。しかし、軸足の左足を芝に取られてキックの直前に転倒し、シュートは枠を大きく外れた。昨季リーグMVPと得点王を獲得した点取り屋は珍しいミスで先制点のチャンスを逃していた。

　しかし、大迫は1-1で迎えた後半29分、ゴール左寄りの位置で得たFKから直接ゴールをゲット。壁の上を越えたシュートはGKの手を弾き、ポストを叩いた後にネットを揺さぶった。大迫の今季初得点はそのまま決勝点となり、神戸が2-1で勝利を収めた。

　英紙「ガーディアン」は「ペナルティー（PK）のお返し。大迫勇也は美しいFKで恐怖のミスを帳消し」と見出しを打って大迫の活躍を報じ、ゴール動画も公開。さらに「目が飛び出るような驚きのPK失敗を見事なFKで埋め合わせ」とも記した。ミスとゴールの両方が強烈なインパクトを残すものだっただけに、海外メディアからも注目を浴びる結果となっていたようだ。