スペインの出版社「Oberon Libros」から発売された「サッカー百科事典」が話題

　イングランド女子1部マンチェスター・シティのなでしこジャパン（日本女子代表）MF長谷川唯は、海外で出版された“サッカー百科事典”の表紙に大抜擢され、国内外で話題となっている。元日本代表DF栗原勇蔵氏は、「とてつもなく凄い」と感嘆している。

　長谷川は先月に行われたパリ五輪アジア最終予選、北朝鮮との2試合になでしこジャパンの一員として出場。パリ五輪本大会出場獲得に貢献した。そして、2月28日に国立競技場で行われた最終予選の第2戦（2-1）から中2日で行われたエバートン戦にも先発フル出場。3月7日のカップ戦でもフル出場で貢献し、クラブにとって欠かせない存在となっている。

　そのなかで、スペインの出版社「Oberon Libros」から発売された、世界中の記録や統計など図解で分かりやく説明している「サッカー百科事典」が話題だ。表紙には中央にフランス代表FWキリアン・ムバッペ（パリ・サンジェルマン）、左にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（インテル・マイアミ）が並ぶなかで、右にはなでしこジャパンの長谷川が位置。一番左にオーストラリア女子代表FWサム・カー（チェルシー）、右端にセネガル代表FWサディオ・マネ（アル・ナスル）が配置されている。

　世界のトップスターとしての扱いに、SNS上では「この並び凄い」「そこまで凄いんですね」「世界のいろんな国のスター選手を並べてる感じかな。それでもすごい」「これって長谷川唯ちゃんだよね？」といった声が上がった。

　日本代表OB栗原氏は「とてつもなく凄い」と率直な感想を述べ、2012年に元なでしこジャパンMF澤穂希さんが国際サッカー連盟（FIFA）による年間最優秀選手に輝き、表彰式ではトロフィーを手にメッシと並んだシーンを引き合いに出した。

「僕の時代なら（元ブラジル代表FW）ロナウド、（元フランス代表FWティエリ・）アンリ、（元フランス代表MFジネディーヌ・）ジダン、（元ブラジル代表MF）ロナウジーニョ、（元イングランド代表MFデイビッド・）ベッカム、メッシ、クリロナ（ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド）と一緒に表紙に載る感じですかね。澤穂希さんは、年間最優秀選手になってメッシと同じ場にいたのは改めて凄い。それくらいのインパクトはありますね」

　長谷川が世界的に評価を高めているのは間違いなさそうだ。