元日本代表監督の岡田武史オーナーが野望を激白! FC今治のJ昇格へ「僕の妄想ですが…」

「普通の選手でも、良いコーチがいれば…」

 また、岡田オーナーは新たに発表されたコーチングスタッフについても触れ、「良いコーチがいるという強みを作りたい」と青写真を描き、小野氏招聘の理由についても説明している。

「普通の選手でも、メソッドがあって良いコーチがいれば、これだけ良い選手になるんだ、これだけ強いチームになるんだと。そしてメソッドを習得したコーチが、どんどん他のチームに買われていく。FC今治のコーチを買えば間違いないと言われるようなチームになりたい。そのためにコーチの指導・教育にも力を入れています。そこをなんとか小野剛にやってもらいたいという思いで来てもらいました」

 一方、昨年12月に脳梗塞と診断され、現在も入院中のラモス氏に関しては“サプライズ就任”と自ら語り、「彼は昨年から我々の応援に来てくれた。練習にも参加して若い選手にも叱咤してくれた。今、病院でリハビリをしている。彼は自主トレと言っているが、一日も早くアドバイザーとして戻って来てもらいたい。サプライズで就任したことをご報告いたします」としている。

 コーチ陣の強化に関しては海外にも目を向け、2012年から13年まで岡田氏が指導した中国の杭州緑城にコーチを派遣しており、今後も育成に関与するという。

「昨日まで中国にいて堂々巡りの交渉をしていた。杭州緑城に6人のコーチを派遣して育成しているが、ここの指導者養成から育成システムまで全部やることになった。岡田メソッドをそこに落とし込んでいく新たなステップを踏み出します。香港、まだチーム名は言えませんが、提携の申し込みがあった。マレーシアのチームから正式な提携の話が来た。グローバル面も発展させていきたい」

 香港やマレーシアなど他国とのパイプを太くしながら、コーチ育成やチーム強化の基盤作りを着々と進める考えのようだ。

 

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