騒動勃発…ACL横浜FM戦の判定に中国メディア“不満”「主審は2つのPKを見逃した」

横浜FMと対戦した山東泰山【写真:Getty Images】
横浜FMと対戦した山東泰山【写真:Getty Images】

横浜FM側の2度のハンドの可能性を主張

 3月6日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の第1戦で、横浜F・マリノスは山東泰山(中国)を2-1で破りアウェーで先勝した。中国メディアは「主審は2つのPKを見逃した」と独自の主張を展開している。

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 前半に横浜FMのFWアンデルソン・ロペスが先制点。後半にもFWヤン・マテウスが追加点を奪い2-0としたが、後半アディショナルタイム突入直後に山東も1点を返した。

 山東は後半に冷静さを欠いてイエローカードを多く受けていたなか、同アディショナルタイムのスローインの判定を巡り中国クラブ側のベンチが激高。ピッチ内に入ってアダム・マハドメフ主審(ヨルダン)に抗議したスタッフには即座にレッドカードが提示され、ボールを確保した横浜FMのMF喜田拓也に詰め寄る相手スタッフから守ろうとした横浜FMのスタッフにもレッドカードが出た。

 さらに、山東ベンチではチェ・ガンヒ監督を含む数人にイエローカードが提示された荒れ模様で試合は終了。タイムアップ後には山東選手がマハドメフ主審を取り囲むシーンもあった。

 中国大手メディア「SOHU」は「ヨルダンの主審は2つのPKを見逃した」と指摘。前半21分に自陣ペナルティーエリア(PA)内で横浜FMのMF植中朝日がクロス対応した場面、そして後半26分に同PA内でシュートブロックした喜田のシーンでハンド起こった可能性を主張している。

「前半にPA内、相手選手は腕でボールを取って泰山の攻撃を妨害したが、主審は何の警告もせず。後半のファン ジェンユーのPA内シュートが相手の腕に阻まれたが、こちらにもお咎めがなかった」

 また同メディアは、今回担当したのがヨルダンの主審だったことに注目。2月10日に行われたアジアカップの決勝カタール対ヨルダン(3-1)戦、3つのPKをカタール側に与えた中国のマー・ニン主審へ当時ヨルダンの現地メディアが「中国審判がヨルダンを陥れた」と報道した件を指摘する。「SOHU」はその背景も踏まえつつ「ヨルダンの審判は少なくとも山東泰山のペナルティーキックを2つも見逃した」と疑いを示していた。

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