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ヤングなでしこがU20女子W杯の出場権獲得! アジア杯GL突破…2-0で中国を撃破
北朝鮮戦を残してB組の2位以内が決定し、アジア杯GL突破
ヤングなでしこの愛称を持つU-20日本女子代表が、3月7日に今年のU-20女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねたU-20女子アジアカップの第2戦、中国戦に臨み2-0の勝利。グループリーグ突破とU-20女子W杯への出場を決めた。
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今大会は8チームが出場し、4チームずつに分かれてグループリーグを実施。その上位2チームずつが準決勝に進むと同時に8月31日からコロンビアで行われるU-20女子W杯への出場権を獲得する。日本はB組の初戦でベトナムに10-0の大勝を収めていた。前の時間帯に北朝鮮がベトナムに勝利し、日本は中国に勝利するとグループの2位以上と世界大会への出場権を獲得できる状況でキックオフされた。
日本は中心選手にWEリーグでもすでに出場している選手を擁し、海外でプレーする選手も多い。前線には日テレ・東京ベレーザのFW土方麻椰や、前回のU-20女子W杯に出場経験がありマイナビ仙台レディースからアメリカのノースカロライナ・カレッジに期限付き移籍中で、初戦ハットトリック達成のFW松窪真心が入った。キャプテンはINAC神戸レオネッサを昨年末で退団してアメリカのサンタクララ大学へ進学と発表されたMF林愛花が務める。
序盤に両チームともゴール前で際どいチャンスを逃した後は膠着したが、日本は前半26分に速攻を仕掛けると右サイドに出たボールをFW久保田真生が中央へ折り返し。そこに土方が入り込んできて冷静に流し込んで先制点を奪った。土方は初戦のベトナム戦での2得点に続くゴールになった。
前半を1-0で終えた日本は後半に向け選手を2人交代し、初戦で多くのゴールに絡んだMF笹井一愛を投入。後半17分には初戦で足を痛めて交代した今年1月に横浜F・マリノスからベルギー1部コルトレイクに移籍したMF角田涼太朗を兄に持つMF角田楓佳をピッチに送り込んだ。
日本は何回かペナルティーエリア内で良い形のシュートに持ち込む場面を作ったが、中国守備陣もギリギリのところでブロックを繰り返し、追加点を奪えない時間が続いた。それでも日本は後半43分、松窪の突破で得た左45度付近からのフリーキックをMF天野紗が芸術的な弾道でゴール右上に決めて追加点。相手に決定機と呼べるほどのチャンスは作らせずに2-0で勝利した。これによって日本は3月10日の第3戦、北朝鮮戦を残してB組の2位以内が決まりU-20女子W杯への出場権を獲得した。