遠藤航「選手としてそんなに変わったとは思わない」 リバプールで実感したクロップの凄み
遠藤がクロップ監督について英メディアへコメント
イングランド1部リバプールに所属する日本代表MF遠藤航は、クラブの中心選手となった。その遠藤がユルゲン・クロップ監督についてコメントしている。英地元紙「リバプール・エコー」が報じている。
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昨シーズンのリバプールは、プレミアリーグで5位に留まり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を逃してUEFAヨーロッパリーグ(EL)に回ることとなった。そして、ELの戦いでアピールに成功したのが遠藤だ。
記事では「アンフィールドのデビューシーズンとなった遠藤は、ELのグループステージ全6試合に先発してきた。多くの人はELラウンド16第1戦でのスパルタ・プラハとの試合を前に、彼が丁重に扱われることを望む者は多いだろう。10回目のリーグカップを獲得したレッズ(リバプール)において、前人未到の4冠達成を追うリバプールで重要な役割を担っている」と、伝えている。
「ELは守備的MFにとってジェットコースターのようだった。レッズでの2試合目の先発となったLASKリンツ戦だけは苦しんだが、驚くことにホームでより良いパフォーマンスを見せていたユニオン・サン=ジロワーズ戦のハーフタイムで交代した。トゥールーズ戦では、対照的に幸運だった。アンフィールドでの初ゴールの後には、フランスでの厳しいパフォーマンスが続き、再びハーフタイムで交代になった。遠藤はクリスマス前のユニオン戦でもハーフタイムで交代したが、それはローテーションの意味が強かった」と、遠藤のELでのプレーを振り返った。
「12月にはMFアレクシス・マック・アリスターが中盤の底を務めたが、遠藤が1月にアジアカップから戻ると、アルゼンチンのワールドカップ(W杯)の優勝者をより高い位置でプレーできるようになった。そしてこの5試合では1得点3アシストを記録。最も近いものでは、FWダルウィン・ヌニェスの終盤の同点ゴールを演出したものだ。遠藤は彼の周りにいる選手たちの上達を助けている。そして、31歳はリバプールで徐々に成長できた理由を正確に知っている」と伝えた。
成長できている理由について、遠藤は「監督は常に僕をサポートしてくれる。彼は素晴らしい、素晴らしい人間だ。なぜなら、彼は常に僕を信頼してくれるし、ほかの選手たちも信頼している。だから、全力でプレーできる。僕は選手としてそんなに変わったとは思わない。リバプールがどうやってプレーするのか理解しなければいけなかった。でも、今は理解できたと思うし、全力を尽くしてチームがすべての試合に勝てるように助けたい」とコメントした。
遠藤は「今は重要な選手になれると感じている。週に2回、3回プレーしないといけない、とてもタフなシチュエーションだ。でも、大きなプレッシャーは感じていない。僕はいつも自分にプレッシャーをかけるタイプではない。常に落ち着いて、自分の仕事をやるだけだ」と語った。
そして、リバプールでのシーズンについて、「僕たちはトロフィーを勝ち取れるポテンシャルがある。上手く若いタレントがいて、素晴らしく経験のある選手がいて、良いバランスが取れている。全員が常にチームのためにプレーしていて、それがタイトルを勝ち取るためには重要だと思う。それが明確に見えるから、タイトルを取れる大きなポテンシャルがあると感じている」と語った。
(FOOTBALL ZONE編集部)