「誰かが意図的に」 山東の韓国人監督、横浜FM戦の判定“不満”を中国報道「偶然でない」
主審を包囲する様子も話題となっている
横浜F・マリノスは、3月6日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の第1戦で山東泰山(中国)と対戦。アウェーで2-1と先勝したなか、試合終了間際には両軍のベンチスタッフが入り乱れてカードが連発される事態が勃発。判定を巡って中国メディアの報道が過熱するなかで山東の韓国人チェ・ガンヒ監督の言葉を伝えている。
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横浜FMは前半にFWアンデルソン・ロペスが先制点。後半にもFWヤン・マテウスが追加点を奪い2-0とリードしたが、後半アディショナルタイム突入直後に1点を返された。ホームでの初戦となった山東は後半に冷静さを欠いてイエローカードを多く受けていたが、1点差に詰め寄ったことでさらに火がついていた。
そして後半アディショナルタイムが進んだなか、スローインの判定を巡り山東ベンチが激高。ピッチ内に入ってアダム・マハドメフ主審に抗議したスタッフには即座にレッドカードが提示され、ボールを確保した横浜FMのMF喜田拓也に詰め寄る相手スタッフから守ろうとした横浜FMのスタッフにもレッドカードが出た。さらに、山東ベンチではチェ・ガンヒ監督を含む数人にイエローカードが提示された。
中国大手メディア「SOHU」は、チェ・ガンヒ監督が試合後に語った言葉を報道。記事によると、沈黙のあとに「特に何も言うことはない。選手たちには一体どうやって質問すればいいのか」と話したなかで、主審の判定などについて「これまで日本とはベスト16からベスト8までで3回対戦(ベスト16で川崎フロンターレと対戦)してきた。もしこのような判定が続くなら、それは偶然ではなく、誰かが意図的にやったことだ」と不満を露わにしたという。
同メディアはボール支配率(47.5%)や22本のシュート数などに触れつつ「泰山のプレーは悪くなかったと言わなければならない」とし、3月13日に控える横浜FMホームでの再戦で「魔法のような逆転劇を再現できるか注目される」と、諦めない様子を伝えていた。